山行の記録|双子山でゆるふわ散策をしてきました

山行

登山靴を新調したので試し履きを兼ねて、ゆるく歩ける山を探していたところ、富士山新御殿場口五合目の近郊に双子山があったことを思い出しました。

新御殿場口五合目から向かえば1時間なので、空身でテクテクと登れてしまうような2つの丘なのですが、水ヶ塚公園から行き来すれば高尾山を登るぐらいの行程にはなります。

前回の宝永山登山のときに立ち寄れなかったので、この機会にということでのんびりと歩いてきました。

富士山の裾野という好立地が幸いして、労力の割にはステキな展望が期待できるお得な山なので、興味ありましたら、この記事を参考に赴いてみてくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/09/19

天候:曇りのち晴れ

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス停留所「水ヶ塚公園」~二合五勺「御殿庭下」〜四辻~上塚 〜下塚 ~幕岩~下り一合「御胎内」~御胎内入口~水ヶ塚公園~腰切塚~富士急バス停留所「水ヶ塚公園」

難易度:体力☆☆、技術 ☆ 、危険

交通機関:

(往)JR「三島駅」から、富士急バスで「水ヶ塚公営」停留所へ

(帰)「水ヶ塚公園」停留所から、富士急バスでJR「三島駅」へ

概要

双子山

双子山は、富士山主要ルートの一つ御殿場ルートの登山口「新御殿場口五合目」から徒歩1時間に位置する、2つの丘の総称で二ツ塚と呼ばれることもあります。

この2つの丘は、2,000年前の噴火でできた双子の側火山で、山頂がすり鉢状になっているのはその名残のようです。

標高は、高い方の上塚が1,929m、低い方の下塚が1,804mと2,000mに届かない低山級ではありますが、富士山の裾野という見晴らしの良い立地により、ステキな下界の風景を見せてくれます。

加えて、見上げて直ぐに目に入る宝永山やその奥の富士山山頂の迫力ある姿も素晴らしく、到着するまでの労力に比べてとてもコスパの良い山となっています。

双子山へのアクセスルートは、大きく以下の3つになります。

双子にアクセスする方法
  • 新御殿場口五合目から「大石茶屋」まで進み、そこから分岐して向かう
  • 水ヶ塚公園から「須山登山道」を登り、途中で御殿場方面に折れて向かう
  • 「大砂走り」から分岐する破線ルートから降下して向かう

1番容易なルートは、新御殿場口五合目から向かうルートです。

火山灰の降り積もった砂利道を進むので少し歩きづらくはありますが、1時間程度でたどり着くことができます。

5歳ぐらいの小さな子どもや、ウォーキングスタイルのご年配の方々もゆっくり登られているので、普段から体を動かしているようなら、特に問題も無く登頂できるでしょう。

次に容易なルートは、水ヶ塚公園から向かうルートです。

こちらは、宝永山に向かう「須山登山道」を途中まで登り、御殿場口方面へ分岐していくことでたどり着くことができます。

先のルートと違い、わりとしっかりした登山道を進むことになるので、登山に適した装備で向かいましょう。

最後に残ったルートは、大砂走りから分岐するルートです。

こちらは、破線ルートを通過するということもあり、降下地点をよく見極めておく必要があります。

天候の良い日であれば、目的地となる双子山を眼下に捉えつつ、その方向に降っていけばよいのですが、天候不順でホワイトアウトしているときなどはそうもいきません。

目印にできるようなポールも定期的に建っているわけではないので、そのような場合は「大石茶屋」まで降ってしまったほうが安全かもしれません。

ただ、ホワイトアウトしているときに登ってもあまり面白みのある場所ではないので、そのような場合は、そのまま下山してしまうことをおすすめします。

ギャラリー

三辻付近からの双子山。仲良く2つ並んでます。
大砂走りから見下ろすとこんな感じです。右側の2つの丘が双子山です。
富士山との位置関係はこんな感じ。右側の2つならんだ丘が双子山になります。手前の丘は水ヶ塚公園隣接の堀切塚かな。
上塚の山頂。三角点のうまっている方のケルンです。
こちらは下塚の山頂。こっちにはちゃんとした山頂碑があります。

それぞれの山頂からの展望はInstagramに上げた動画で確認下さい。

まずは、上塚からの展望です。

続いて、下塚です。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 14214 m
最高点の標高: 1988 m
最低点の標高: 1364 m
累積標高(上り): 1221 m
累積標高(下り): -1229 m
総所要時間: 05:36:26
Download file: climbing-record-20210919.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

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注意した方が良さそうな区間

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間
  • 幕石降下点から幕石までの区間:片道5分ほどの短い区間なのですが、滑りやすい急傾斜の砂地を降っていくことになるので、滑って転倒する恐れがあります。補助のロープが張り巡らされているので、うまく活用して登り降りしてください。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

先に述べたように、双子山への1番優しいルートは、新御殿場口五合目から向かうルートなのですが、同登山口への公共交通機関はシーズン中しか運行していません。

このため、「水ヶ塚公園」から「須山登山道」を登って向かうこととします。

JR三島駅から南口改札をでて「のりば2番」から出ている「水ヶ塚公園」行きのバスに乗車します。

「水ヶ塚公園」の敷地内に公衆トイレは設置されていますが、バスの乗車時間が1時間30分と長旅です。駅構内もしくは近郊でおトイレを済ませてから乗車することをおすすめします。

「水ヶ塚公園」についたらバスの待合ベンチで見繕いして、登山口に向かいます。

登山口は富士スカイラインを隔てた反対側にあります。

車道を渡るための歩道などはありませんので、通過する車に注意しつつ登山口に向かうようにしましょう。

ギャラリー

東京駅から、東海道本線の沼津行き始発で三島駅まで向かいます。
三島駅で下車する場合は、成るべく後ろの車両に乗ると降車後の階段が近くて捗ります。
そんなわけで、三島駅までワープ。9号車両辺りに乗ると良い塩梅かもしれません。
南口改札前のおトイレ。駅郊外の公共トイレは少し歩くので、ここで済ませておくと面倒が無いです。
改札でたらまっすぐ進めば「のりば2番」に着きます。注意すべき点は、東京からSuicaで搭乗してしまうと自動改札で自動精算できない点です。その場合は有人改札の方で精算しましょう。
のりば2番です。11月末まで「水ヶ塚公園」行きが出ています。移行は一つ手前の「イエティ」までになるので注意です。
そうこうしているうちにバスが来ました。
シルバーウィーク中ということもあって、人っ子一人乗ってませんね。
「水ヶ塚公園」に着きました。安定の雲の中です。
バス停のベンチで見繕いしたら出発です。
その前に、おトイレ済ませておきましょうか。
さっきバスが入ってきた入り口を出て
富士スカイランを注意深く横切ったら
登山口です。台風の後なので荒れてないか心配ですが、直撃というわけでも無いので多分大丈夫でしょう。

富士急バス停留所「水ヶ塚公園」~二合五勺「御殿庭下」〜四辻

登山道からは、森林地帯を進みます。

まずは、宝永山方面に高度を上げていきます。

最初は平坦、そのうち勾配がキツくなっていきますが、息が上がる前に二合五勺「御殿庭下」に到着できるでしょう。

ここからは「新御殿場五合目」方面に向けて、御中道さながらの起伏の少ない山道を進んでいきます。

「御殿場入口」を通過して針葉樹地帯を抜けていくと、徐々に麓方面の展望が開けてきます。

「小天狗塚」を越えると、火山灰の降り積もった砂丘のような地形となり、更に展望が開けます。

そして、前方に双子山の双丘が見えるようになってきたら「四辻」に到着です。

ここから双子山はもう目と鼻の先、のんびり下界の眺めを堪能しつつ向かうことにしましょう。

ギャラリー

まずは木々の中を進んでいきます。台風の後なので湿ってますね。
ひとまず、雲の中を抜けてしまいたいので「御殿庭」まで登ってしまいます。
上り一合五勺まできました。ここから「幕岩」方面に折れた方が距離的には近いのですが、今回は高度を上げていく方向へ。
折れた枝がゴロゴロしてます。台風後、少し荒れてましたね。
雲が晴れてきました。もう少しで雲を抜けるかな。
足元は相変わらず濡れてて滑るので、注意しながら上ります。
二合五勺「御殿庭下」まで来ました。雲を完全には抜けきっていませんが、ここからは「御殿場入口」方面へ降っていきます。
控えめに双子山への案内も建ってますね。
この区間も台風の影響か、折れた枝が散乱してました。
どんどん降っていくと針葉樹林帯の端っこがみえてきました。
「御殿庭入口」に到着です。ここからも徐々に高度を下げてくことになります。
火山灰の降り積もった砂利道を並行に進んでいくと
再度、針葉樹林帯に入ります。この区間をすぎると
「小天狗塚」に到着です。
このあがりから、正面に目的地の「双子山」が見えてきます。
徐々に大きくなる「双子山」を眺めつつ歩いていくと、今度は「三辻」に到着です。
ここからは、視界が開けた山道を進んでいくことになります。
正面右手には、箱根の山々と御殿場の市街地がみえます。
振り返ると、愛鷹山が見えますね。
残念ながら、富士山山頂方面は雲で見えず。
そんな開放的な山道を進んでいくと
「四辻」に到着です。ここまできたら、「双子山」は、もう直ぐそこといったところでしょうか。
隣にめずらしい案内が立っていました。QRコードを読み取ると「バーチャルガイド」なるものが説明をしてくれるようです。ただ、まあなんというか、面倒くさくなってしまいスルーでした。

四辻~上塚 〜下塚

「四辻」から展望を楽しみつつ歩いていくと、双子山の谷間にたどり着きます。

どちらの山道も山頂までまっすぐ直登になっているのでキツそうにみえるのですが、思っているよりも距離が短いので、キツイと思った頃には到着できます。

今回は上塚から登ってみたので、そちらの様子から解説していくと、まず、山頂には山頂を示す案内などは建っておらず、石の積み上げられたケルンが2つあるだけとなっています。

南寄りにあるケルンに三角点が埋め込まれていることから、こちらが正確な山頂になると思いますが、定かではありません。

山頂からは、西方面を見上げて直ぐに宝永山の荒々しい火口岩を眺めることができ、その奥に富士山山頂を望むことができます。

振り返って東方面に目を向けると御殿場の市街地と箱根の山々、南方面からは愛鷹山の山塊とその奥に広がる伊豆半島と駿河湾、北方面には山中湖と外環の山々を望むことができます。

下塚のお鉢全体を見下ろす風景というのも、他にあまり見ることのない珍しい眺めかなと思います。

そして、下塚の方はというと、しっかりとした山頂碑の他に伊耶那岐命と伊耶那美命の國造の神を祀った石碑、小ぶりな鉄鳥居と、なんだか優遇されています。

展望的には、上塚と大差ないのであまり登る意味は無いかもしれませんが、大した労力でも無いので、石碑にご挨拶していくとよいでしょう。

ギャラリー

「四辻」を通過して、上塚を巻くように進むと下塚が見えてきます。
ここまで来ると登っている人々も肉眼で見えるようになってきます。
更にすすんでいくと、2つの丘の谷間に到着します。どちらから登っても良いのですが、今回は上塚からにしましょうか。
下から見上げると直登でキツそうにみえるのですが、距離が短く10分もあれば上りきれるでしょう。
ただ、火山灰の積み上がった砂地のような坂なので、たまにズルっとくるのが面倒ですね。
山頂まで上り切ると、正面に宝永山のゴツゴツした山頂が見えます。この日は残念ながら雲掛かってしまってますね。
振り返ると下塚のキレイなお鉢をみることができます。奥に見えるのは箱根の山々かな。
視線を少し左に移すと、丹沢の山々が見えました。
もっと左に向けると、山中湖と外環の山々もくっきり見えます。いい眺めですね。
翻って右に目を向けると、愛鷹の山々。その奥は形的に天城山ですかね。
雲が掛かってますが、駿河湾も一望できました。
一回り展望を楽しんだので、今度は下塚の方に向かいます。
2つの丘の谷間まで降りたら、そのまま直進です。
こちらは5分も登れば山頂に到着です。お鉢の形がわかる山頂です。
振り返ると、上塚、宝永山、富士山となかなか迫力ある眺めを楽しめます。
その他、天空の鳥居というにはスケールが若干小さいですが、ちょっとした鳥居が立っていたり
伊邪那岐命、伊邪那美命の両柱を祀った石碑が立ってたりします。
山頂碑も立派なのが建ってます。上塚に比べてこの優遇具合。なんででしょうね。
そうこうしているうちに、少しずつ青空が広がってきました。
こちらは北方向。
こっちは東方向です。
南の太平洋方面は晴れ渡るのにはもう少しかかりそうですね。

下塚 ~幕岩~下り一合「御胎内」~御胎内入口~水ヶ塚公園

上塚、下塚と制覇して満足したら、後は下山していくことになります。

もと来た道をピストンするのも芸が無いので、途中で溶岩が積み重なってできた「幕岩」を見てから帰ることにします。

「四辻」から南方面へ降っていき「幕岩下降点」から砂状の急坂を降っていきます。

この急坂滑りやすいので、張ってあるロープや木々をうまく使って降りていきましょう。

「幕岩」は、木々の開けた広間になっていますが、羽虫が結構湧いていますので、あまり停滞には向かない場所かもしれません。

一通り眺めたら「幕岩下降点」まで戻り、下り一合「御胎内」まで向かいます。

ここの降り道は、若干ザレ気味なのでズルっといかないように注意しながら降っていきましょう。

「御胎内」まで着たら、「水ヶ塚公園」までは平坦な山道を向かうことになるのですが、 変化を求めて今回は富士スカイランまで降下していくことにします。

苔生すなだらかな山道を降りていくと「御胎内入り口」に到着、そこから富士スカイラインを歩いていきます。

ちなみに「御胎内入り口」にはバス停がありますがオフシーズンに停車するバスは無いのでご注意下さい。

そして富士スカイランですが、人が歩くのを想定していないからか歩道の間隔がかなり狭いですので、素通りする車には注意しながら進む必要があります。たまに木々の間から宝永山が見えたりしますが、基本は展望無しの車道歩きとなるので、ここまで降りる必要はまったくないありません。「御胎内」からでしたら、素直に山道を使って「水ヶ塚公園」まで進んだほうがよさそうです。

「裾野市」の案内が見えてきたら「水ヶ塚公園」まではもう少しです。

公園手前がT字路となっていますので、車の往来に気をつけて向かいましょう。

ギャラリー

ちょっと長く滞在しすぎたのか体が冷えてきたので下山していきます。
もと来た道を戻り
「四辻」に着いたら「幕岩」方面へ降っていきます。
ここからの降下は、天気が良いときは気持ち良いですが、ホワイトアウトしてると迷いそうな気がします。
目印のロープに沿って降っていくと
針葉樹林帯に入っていきます。
こんな感じの明瞭な山道を降っていくのですが
この部分だけ、ちょっとわかりづらいので補足しておきます。左手のほうが幅があるのでそちらに行きがちですが、まっすぐ進むのが正解です。
正解の道を辿ると例の「バーチェルアドバイザー」の看板が建ってます。
ここからは、明瞭なので迷うことはないでしょう。どんどん降っていくと
「幕岩」への降下点に到着します。5分で行けるようなので寄り道していくことにします。
軽く寄り道しようと思ったのですが、砂混じりの滑りやすい急坂でなかなかの難所でした。
途中に生えていたなめこ達に励まされつつ降っていくと
「幕岩」に到着です。地政学的には意味のある場所なのかもしれませんが、わたし的には別段見るべきところは無いかなあ。
案内文を読んだら、ミッションコンプリートといった感じ。再訪は無いですね。
戻りの道もなかなかの難所。ズルっと滑りそうになるのを踏ん張りつつ登っていきます。
やっと「降下点」まで戻りました。往復10分も掛からない区間でしたが、この日一番疲れた区間でした。
あとの行程は、ただただ降るだけです。
砂利まじりで少し滑りやすいですが、「幕岩」への道に比べれば楽チン。楽チン。
駆け足気味に「御胎内上」まで到着です。ここを少し左にいくと
「御胎内」に向けての細道があるので、進んでいきます。
以前は出口だったハシゴの脇を通り抜けていくと
下り一合「御胎内」に到着です。
隣に建つ説明文。中には今でも木花咲耶姫の石像は安置されているのでしょうか。
そして、今回は「御胎内入口」まで降ってみようと思います。
こんな木漏れ日が気持ちいい山道を降っていくと
「御胎内入口」が見えてきました。ここに車を止めて登っている人も居るのですね。
「御胎内入口」にはバス停もありましたが、7月~9月10日までの運行みたいです。シーズンオフだとバスは止まらないのですね。
やっぱり「水ヶ塚公園」まで戻らないと駄目なようなので、車道脇を歩いて向かいます。歩道の幅は細いので追越の車に注意ですね。
この「裾野市」の看板が到着の目印です。この先のT字路を渡って直ぐが「水ヶ塚公園」になります。
今朝のスタート地点も見えてきました。
「水ヶ塚公園」到着です。車道歩きはやっぱりキツいですね。
バスの時間を見ると次は2時間後の16時だそうです。手持ち無沙汰になってしまったので公園隣接の「腰切塚」に登ってみることにします。

水ヶ塚公園~腰切塚~富士急バス停留所「水ヶ塚公園」

水ヶ塚公園に到着した時点で、時間は14時。

三島駅行きの次のバスは16時なので2時間近く時間が余ってしまいました。

暇つぶしを兼ねて公園隣接の「腰切塚」に登ってみることにします。

この塚ですが、山頂に展望台が組まれていて、周囲の展望に優れているようです。

30分もあれば、上り下りできるので、手軽に眺めを楽しみたい場合に便利かもしれません。

実際に展望台まで上がってみたところ、かなり立派な展望台でなかなか気持ちの良い展望が得られました。

バスの待ち時間がかなりあるときに立ち寄ると良い暇つぶしになりますよ。

ギャラリー

「腰切塚」の入り口は、バス停を通り過ぎて反対側にあります。
入り口にある案内。てっぺんまでは単純ルートみたいです。
この遊歩道を入っていきます。
中は普通に山道みたいな感じ。木の階段が多めでした。
てっぺんに着くと、場違い感強めな展望台が現れます。なんだかいきなり過ぎて笑っちゃいました。
展望台の上からの眺め。木々の高さを越えてるので、流石に良い展望です。惜しむらくは山頂に雲が掛かってしまっていることでしょうか。
富士山の右に目をやると、さっきまで居た双子山が見えます。こうしてみると近いですね。
「水ヶ塚公園」の方を見ると、遠くに丹沢の山々がみえました。
駿河湾の海岸線もなんとか見えますね。
一通り眺めて、公園まで戻ってきたら、富士山山頂の雲が晴れてくれました。最後に富士山もはっきり見ることができてよかった。よかった。

おまけ

今回も、立ち寄り遊は「熱海駅前温泉浴場」です。

ここ数ヶ月、毎週のように顔だしていますので、オペレーションも手慣れてきました。

入浴料500円に、ボディソープとシャンプーをつけて600円で時間制限無く入浴できます。

設備はかなり古びていますが、汗を洗い落として、疲れた筋肉をほぐすだけと考えればとてもコスパの良い入浴施設です。

お風呂の見てくれに拘りが無いのであれば、利用してみてくださいね。

ギャラリー

今回は明るいうちに到着できたので、長湯しようと思います。
お風呂から出たらすっかり暗くなってましたが、久しぶりの長風呂でリラックできました。お疲れさまでした。

まとめ

双子山散策の様子でした。

富士登山のシーズン中であれば、新御殿場口五合目から、それこそお散歩感覚で登れる丘ですが、水ヶ塚公園から向かうことで、多少は山歩きっぽさが出てきて満足感も上がります。

労力の割には、とても気持ちの良い展望が期待できるので、今日はゆるめの山行が良いなと思ったときには最適なコースです。是非、一度足を運んでみてくださいね。

もし、あなたが健脚であれば、宝永山に登った後の寄り道ルートに組み入れるというのも面白いかもしれませんね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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