パスタ美味しいですよね。
手ごろな値段なのに腹持ちがよくて、更に合わせるソースを変えることでお手軽になったり、豪華になったり、そのときの気分に合わせて簡単に変えられるのもとても魅力的です。
そんな魅力的なパスタですが山の上でおいしく作るにはちょっとしたコツがいります。今回は2つの作り方として説明します。
登山で食べるパスタを美味しく作る2つの方法
それでは、さっそく山の上でパスタを美味しく作る2つの方法についてお伝えします。
麺を予め水に漬けておく
美味しく作る方法の1つ目は、麺を予め水に1時間程度漬けておいてから茹でる方法です。
山の上では水の沸点が下がります。このため、出来上がるお湯の温度が低くなり、パスタを茹でるときに芯が残りやすくなります。
そこで、時短ワザとしても有名な、事前に麺を水に漬けておく方法が有効になります。こうすることで、麺が水分を吸って生パスタのようにモチモチとした麺になり、多少低い温度でも芯が残らずに茹で上げることができます。
また、茹でるときの水も少量で済み、処分しなければいけない茹で汁も抑えられるのでさらに助かります。
そして、家を出るときにジップロックにパスタと塩水を入れて出発すると、お昼時にはいい感じに水を吸って、すぐに調理に取り掛かれるようになりますので、いろいろな面でおすすめの作り方となります。
パスタの茹で汁はそのまま捨てないようにしてくださいね。パスタから溶け出した小麦粉の成分や味付けに加えた塩分などが、山の生態系を壊しかねません。
そのまま飲み干すか、持ち帰るのが山マナーです。ご注意を。
サラスパで作る
パスタを美味しく作る2つ目の方法は、サラスパで作る方法です。
サラスパは通常のパスタよりも細く短くなっているため、少ない水で素早く茹でることができ、芯も残りづらいです。
また、素早く茹で上がるのでお湯に溶け出す小麦粉の量も少なくて、茹で汁がさらっとしています。
そのため、茹で汁をスープなどに流用できてとても助かる作り方となります。
登山でパスタを作った時に出る茹で汁の活用方法
先にも説明したとおり、パスタを茹でた時に出る茹で汁は、そのまま捨てるのはよくありません。
そうかといって、茹で汁をそのまま飲むのは、そばつゆ無しの蕎麦湯を飲むようなもので結構つらいです。
わたしの場合、残った茹で汁はパスタソースと一緒に煮詰めてしまうか、スープに入れて飲むようにしています。
登山でよく食べるパスタレシピ
最後に、わたしが登山のときによく食べるパスタのレシピを載せておきます。
個人的には結構おいしくいただけているので、興味があったらお試しください。
レモンバターパスタ
朝食がパスタの時によく作ってます。爽やかなレモンの風味と、バターのコクが食欲を刺激して、寝起きでも食べやすいです。
材料
- サラスパ(袋の半分)
- 有塩バター(30gぐらい)
- レモン汁(小さじ2ぐらい)
- 塩(少量)
- 水(200cc)
作り方
- 少な目の水に塩を加え火にかける。
- 沸騰したらサラスパを投入して茹でる。
- サラスパが茹で上がったら火を止めて、余計な茹で汁を取り除く。
- なべ底にうっすら残るぐらいまで茹で汁を取り除いたら、バターとレモン汁を投入し、バターが溶けるまでよく混ぜて完成。
お茶漬けパスタ
こちらのレシピも朝よく作って食べてます。
朝はバタつくことが多いので、茹でてあえるだけのパスタ料理には重宝してます。
あまったお茶漬けのもとは、お餅と合わせて雑煮にしたり、お湯で薄めてお茶漬けスープにして消化してます。
材料
- サラスパ(袋の半分)
- お茶漬けのもと(袋の1/3。入れすぎると塩っ辛くなるので調整してください)
- 塩
- 水(200cc)
作り方
- 少な目の水に塩を加え火にかける。
- 沸騰したらサラスパを投入して茹でる。
- サラスパが茹で上がったら、火を止めて、余計な茹で汁を取り除く。
- なべ底にうっすら残るぐらいまで茹で汁を取り除いたら、お茶漬けのもとを投入し、よく混ぜて完成。
まとめ
- 登山でパスタを美味しく食べるには、予め水に漬けておいたパスタを使うか、サラスパでつくるとよい。
- パスタを作った時にでる茹で汁は山中には捨てないで、パスタソースやスープに入れて消化するのが山のマナー。
- 茹でて、具材と和えるだけのパスタ料理は、忙しい山の朝には重宝する。
パスタは手軽に作れるし、もっていく具材も凝らなければ軽くすむので、登山のメニューとしては結構相性がよいです。いろいろと試して、自分独自のレシピを開発するのも楽しいので、是非、山行のメニューに取り入れてみてください。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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