登山用具っていっぱいあるので、登山を始めたばかりのころは、どんなときにどんな装備を用意すればいいかイメージが沸かないですよね。
ここでは、わたしが普段山行に使っている装備を例に、シーン別の登山に必要な装備一式をセットにして紹介します。
次に行く山行準備のときの目安にご活用ください。
登山装備おすすめセット(日帰り基本セット)
まずは、すべての山行の基本となる日帰り登山で必要な装備一式をセットにして紹介します。
一覧にしてみると次のようなリストになります。
春先から秋口にかけての山行には、このような装備で臨んでいます。
わたしの山行の8割は2,000m未満の低山となりますが、日帰り山行であれば2,000mを超える山でも同じ装備で臨んでいますが、別段困った事態に陥ったことはありません。
注意点としては、わたしが道中の水分補給をほとんど必要としない体質だという点です。
このため、水筒500mlでも十分間に合ってますが、あなたの体質によってはもっと水量を持ったほうがよいかもしれません。水筒のサイズはご自身の給水量に合わせて調整してみてください。
もう一つの注意点としては、ヘッドライトは必ず持ってほしいという点です。
日没後の山中は真っ暗で何も見えません。
でも、ヘッドライトさえあれば、日没後も歩いて下山することができるので安心感が違います。
逆に、ヘッドライトがないと日没までに下山しようと焦ってしまい事故を起こす可能性が増してしまいます。
山中で事故は致命傷になりかねません。しかも、日没後の真っ暗な山中でということなら猶更危険です。
例え、2時間で帰ってこれる登山コースでもヘッドライトは忘れずに持って行ってください。
登山装備おすすめセット(小屋泊基本セット)
続いては、小屋で1泊するときに担いでいく装備一式をセットにして紹介します。
日帰り登山の装備との違いは、色付けした「耳栓」と「歯ブラシ」になります。
まず、耳栓ですが、これは他人のイビキ対策です。
山小屋での宿泊は、普通に相部屋ですのでお隣がイビキをする人にあたってしまうと、寝るのが大変です。
イビキは生理現象なので、当人にイビキうるさいといっても意識的に止まるものではありません。自己防衛のために耳栓があったほうが良いです。
歯ブラシについては、普通にブラッシング用です。
ただ、小屋によっては歯磨き粉は使用禁止としているところがあるので、その際はブラッシングだけとなりますので注意しましょう。
登山装備おすすめセット(テント泊基本セット)
どんどん行きます。今度はテントで1泊するときに担いでいく装備一式をセットにして紹介します。
日帰り登山と違う部分に色を付けてます。
まずは、「ザック」です。
テント泊では、「テント本体」や「寝具類」等、かさばる装備が増えるので中型ザックでは窮屈になるのです。また、悪天候の中で素早く撤収するにはザックの許容量に余裕があったほうが助かるので、重くなりますが大型ザックを使うようにしています。
次に、「水筒」です。
テント泊で行く登山ルートは、水場が限定されるルートが多くなるので、予備の水を担げるように大きい水筒も一緒に持参しています。
この大きい水筒のサイズも、わたしは1Lとしていますが、自分に合ったサイズのものを用意してください。
そのほかには、小屋泊と同じく「耳栓」「歯ブラシ」、テント内の灯り確保のため「ランタン」といった小物類を持参していってます。
これらが、テントを担いで山中で1泊するときの装備セットになります。
登山装備おすすめセット(雪山基本セット)
あなたもいつかは雪山登山をしたくなることがあるかもしれませんので、そのときの装備一式もセットで紹介しておきます。
日帰り登山と違う部分は色付けした「チェーンスパイク」と「サングラス」です。
「チェーンスパイク」は、雪山登山では必須装備です。
これが無いと積雪のある斜面を上り下りするのがとても困難になります。
手ぬぐいを靴に縛り付けて歩くといった手もありますが、1回で手ぬぐいがボロボロになるので、最後の奥の手として残しておきましょう。
また、この装備は降雪量の比較的少ない関東圏で2,000m未満の低山雪山を想定した装備となります。積雪が数メートルになるような降雪地帯での装備としては貧弱ですので、その点はご注意ください。
「サングラス」は、雪目対策です。
低山であっても、一面雪という場所にいると紫外線の反射で目が焼かれて痛くなることがあります。
これは、山行中に発生しなくても、帰宅後に起こることもあります。
ひどいときは激痛で目を開けていられなくなるので、サングラスも忘れずに持参するのが良いです。
登山装備おすすめセット(調理器具・食器編)
最後のおまけに、山中で自炊するときの装備一式をセットとして紹介します。
まずは火器ですが、わたしの場合は山で火の調整が必要になるような凝った調理はしないので、手軽に火が付くガスバーナーを使っています。
アルコールバーナーとかガソリンバーナーとかも使ったことはありますが、着火や後始末が大変で単独山行に使うには手間がかかりすぎると感じたので辞めてしまいました。
クッカーは、調理して直接食べやすい横型のものを使っています。
食器が増えると後始末が大変なので単独山行の場合は、他に食器は持っていきません。
唯一、汁物やコーヒー用にチタン製の300mlコップを1つ持っていってます。
変わったところでは、クーラーボックスでしょうか。
わたしの場合、山中歩いていると野菜を食べたくなるので、家でカットした野菜類をクーラーボックスに入れて持っていくようなことをしています。ただ、最近はフリーズドライ品でも十分美味しく代用可能です。したがって、この装備は必須ではなく、わたしのこだわり装備になります。
まとめ
わたしの装備を例に、シーン別の登山に必要な装備について紹介してみました。
登山用の装備は、日々新しいものがどんどん開発されていますが、必要となる装備は大体決まっています。
まずは、今回の記事を参考に日帰り登山に必要な基本装備を抑えてもらって、そこに自分の山行に合わせた装備を付け足してもらい、自分用の装備セットを作り出してもらえたら幸いです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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