平日に休みを取り、富士山駅から吉田口登山道と御中道をつないで歩いてきました。
北口本宮冨士浅間神社でお参りを済ませ、馬返しへ。そこから吉田口登山道を五合目の佐藤小屋まで登り、スバルライン五合目へ向かいました。
御中道では、秋空の下、風に揺れるカラマツの向こうに富士山の山頂が見えていました。最後に奥庭の天狗岩に立ち寄り、御庭(奥庭)バス停からバスで下山しました。
この記事では、当日の道の様子や注意点、服装や装備、トイレなど、実際に歩く際に役立つ情報を中心にまとめます。
あわせて、歩いた道をたどれるイラスト地図を掲載します。

山行概要
最初に、今回の山行の概要をまとめます。
基本情報
- 歩いた日:2026/10/28(水)
- 空模様:晴れ
- 気温:麓で約12℃、五合目で約9℃
- ルート(前半):富士急行線「富士山駅」 → 北口本宮冨士浅間神社 → 中の茶屋 → 馬返し → 佐藤小屋
- ルート(後半):佐藤小屋 → スバルライン五合目 → 御中道 → 御庭(奥庭)バス停 → 奥庭・天狗岩 → 同バス停
- 行動時間:約6時間38分(休憩41分を含む)
- 歩いた距離:約20.0km
- 累積標高差:登り約1,613m/下り約186m
アクセス
以下は、当日に利用した交通手段です。運行内容は変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
- 行き:富士急行線「富士山駅」
- 帰り:富士急バス「御庭(奥庭)バス停」
トイレ
以下は、当日のトイレの状況についてまとめたものです。現地で立ち寄っていない場所については、その旨を記載しています。利用状況が変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
- 富士山駅:あり(駅構内にあります。バスターミナルのバス窓口建物内にもありますが営業時間外は利用不可でした)
- 北口本宮冨士浅間神社:あり(ウォシュレット付きのきれいなトイレがありました)
- 中の茶屋:あり(簡易トイレが2つ設置されていました)
- 大石茶屋跡:あり(簡易トイレが1つ設置されていました)
- 馬返し:あり(駐車場奥に簡易トイレが3つ設置されていました)
- 細尾野林道との交差地点:あり(簡易トイレが2つ設置されていました)
- スバルライン五合目:あり(大きな公衆トイレがありました)
- 御中道:なし
- 天狗岩:なし
- 御庭(奥庭)バス停:あり(バス停に隣接した公衆トイレがありました)







ルートの特徴
ここでは、今回歩いたルートの特徴をまとめます。
往路と復路に分けて、区間ごとの特徴、危険・注意箇所を詳しく載せていきます。
前半
富士急行線「富士山駅」 → 北口本宮冨士浅間神社
富士山駅の改札を出る前に、念のため、おトイレに立ち寄っておきます。
改札を出てすぐの待合室で、身支度を整えて出発です。
この日は馬返し行きのバスの運行がなかったため、駅から歩いて向かいました。
まずは、吉田口登山道の起点となる北口本宮冨士浅間神社へ。
物静かな境内を進み、参拝を済ませたら、御朱印の文字が目に入りました。
直書きしてくださるようだったので、書いてもらってから、先に進みました。
北口本宮冨士浅間神社 → 中の茶屋
以前、歩いたことがありましたが、蜘蛛の巣が多くて閉口したので、それ以降は車道を直進するようにしています。
今回も車道側を歩いて向かいました。
通過する車は多くはありませんが、路側帯の幅は狭いので、車とのすれ違いには注意しながら進みます。
変化の少ない長い直線を1時間ほど歩くと、中の茶屋に到着です。
北口本宮冨士浅間神社から馬返しまでの中間地点だから、この名前がついたと言われています。
あと半分、頑張って歩くことにします。
中の茶屋 → 馬返し
中の茶屋からの道も車道と遊歩道が並走していますが、ここも車道側を進みます。
少し標高が上がって、徐々に紅葉した木々も増えてきました。
少しの変化ですが、長い車道歩きに飽きてきたところだったので、助かりました。
紅葉を眺めながら歩いていくと、馬返しのバス停が見えてきました。
馬返しのバス停を通過すると、石畳と階段が続き、石の鳥居が見えてきます。
石の鳥居の両脇では、一対の石の猿が向かい合っています。
一礼して鳥居をくぐると登山道に入っていきます。
馬返し → 佐藤小屋
落ち葉の積もった山道を歩いていくと、赤いネットで囲まれた空き地が見えてきます。
一合目にあった鈴原神社の跡地で、健在の頃を知る身としては少し寂しく感じつつ通過します。
少しずつ傾斜の増していく山道を進むと、二合目の冨士小室浅間神社本宮が見えてきます。
倒壊した社殿にいつも身構えてしまいますが、本殿は河口湖畔にある里宮へ移されているとのこと。黙礼して先に進みます。
細尾野林道との交差地点を通過して10分ほど歩くと、木々の隙間から河口湖畔が見えました。足元には三合目の標識が立っています。
五合目まであと半分。少し休憩を入れて、残りの坂道を淡々と登っていきます。
四合五勺の御座石を通過して、滝沢林道と合流。
また、登山道に戻ったところで、ようやく、五合目の佐藤小屋に到着です。
あいにく、小屋は閉まっていましたが、背後には大きな富士山の山頂と紅葉に染まるカラマツ林が見えていました。
後半
佐藤小屋 → スバルライン五合目
スバルライン五合目までの道のりは平坦で、河口湖畔への眺めがきれいです。
歩いていくうちに、山腹に隠れていた山中湖も見えてきて、さらに気持ちよく歩けました。
冬季閉鎖された六合目への登山口を通り過ぎて、30分ほど歩くと、スバルライン五合目に到着です。
登山シーズンの時よりは、人は少なめに見えましたが、それでも、賑やかであることには変わりません。
小御岳神社にお参りをしたら、そのまま御中道へと向かいました。
スバルライン五合目 → 御中道 → 御庭(奥庭)バス停
暫く樹林帯を進んでいくと、視界が開けて、富士山の山頂がくっきりと見えてきました。
中腹には、日の光に照らされて飴色になったカラマツの木々が並んでいます。
スコリア(火山れき)が敷き詰められた道は、ズルズルと滑りやすかったので、景色を楽しみつつ、ゆっくりと進みました。
そのうち、麓の方に精進湖や本栖湖も見えてきて、写真を撮りながら歩いていくと、東屋に到着。
東屋からバス停まではあと10分ほど。そのまま休まずに下りました。
時刻表を見ると、次の便まで30分ほどあったので、奥庭の天狗岩にお参りすることにしました。
御庭(奥庭)バス停 → 奥庭・天狗岩 → 同バス停
バス停から急坂を下って天狗岩にお参りします。
できれば、奥庭の展望所まで歩きたかったですが、時間がなかったので、そのまま来た坂を登り返しました。
なお、この日は、バス停から天狗岩までの往復に20分かかりました。
そして、バスを待つ間に、長袖シャツとウィンドブレーカーを羽織りました。
しばらくするとバスが到着。帰路につきました。
危険・注意箇所
今回のルートを歩いてみて、感じた注意箇所です。
- 北口本宮冨士浅間神社から馬返しまでの車道:馬返しまでは吉田口遊歩道と車道が並走しています。今回は車道を進みましたが、狭い路側帯を歩くことになるので、車の往来には注意が必要でした。
- 御中道では、スコリア(火山れき)の上で足が滑りやすく、ゆっくり歩きました。


当日の記録
ここでは、当日の記録として、歩いている最中の天候の変化やシーンごとの服装、持参した装備や食料の使用状況を載せていきます。
天候・コンディション
一日を通して秋晴れの空でした。麓の気温は12℃前後、五合目まで登ると9℃ぐらいまで下がりましたが、日差しが強く、歩いている間は肌寒さを感じませんでした。


実際に着ていた服装
- 乗り物移動中
- トップス:半袖シャツ、長袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:なし
- 活動中
- トップス:半袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:ネックゲイター、てぬぐい、雨具
- 休憩中
- トップス:半袖シャツ、長袖シャツ、ウィンドブレーカー
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:なし
持参した装備・食料の使用状況
- 食料:持参したおにぎり4つのうち、2つは行きの電車内で食べました。残りの2つは、食べる機会を逸してしまい、帰宅後に夕飯と一緒に食べました。
- 水:持参した2Lの飲料水には手をつけませんでした。
- 行動食:持参したのど飴には手をつけませんでした。
- モバイルバッテリー:容量10,000mAhのバッテリーの約80%を消費。撮影数は写真621枚、10秒ビデオ72本。移動中の稼働アプリはヤマレコ、YAMAP、Reliveの3つでした。
- 予備の衣類や装備:歩いている間は半袖シャツだけで十分でしたが、御庭(奥庭)バス停でバスを待つ間、汗が冷えてしまったので、長袖シャツとウィンドブレーカーを着込んで待機しました。
見どころ
ここでは、この日歩いていて印象に残った風景や場所をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残していきます。
風景・展望
- 三合目の木々の隙間から、河口湖畔の市街地が見えました。
- 五合目の佐藤小屋からスバルライン五合目へ向かう途中で、紅葉に色づく樹海の先に河口湖や山中湖を見通すことができました。
- 御中道まで進むと、樹海に包まれた大室山の先に、本栖湖や精進湖を見通すことができました。西湖だけは眺めることができませんでした。
- 御中道の東屋からは、カラマツの紅葉と赤茶色の富士山山頂が見えました。




季節の要素
今回は、展望と紅葉に目が向き、足元の花々には注意が向きませんでした。
代わりに、吉田口登山道の途中で目に入った紅葉の様子を掲載しておきます。






名所・史跡・観光地
- 平日の北口本宮冨士浅間神社では、静謐な雰囲気の中で参拝することができました。
- スバルライン五合目にある冨士山小御嶽神社のほうは、平日でも賑やかな雰囲気でした。
- 奥庭の天狗岩では、天狗のお面が富士山を見上げていました。



装備と準備
ここでは、この日に持参した装備についてまとめます。
また、実際に歩いてみて、事前に準備しておいた方が良さそうなものについてもピックアップしていきます。
持参した装備
- 靴:登山靴
- 持参した衣類・予備の衣類:
- 肌着:半袖シャツ
- 中間着:薄手の長袖シャツ
- 外着:ウィンドブレーカー
- その他:防寒着(薄手のフリース)、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター、スパッツ、てぬぐい
- 飲食料:水2L、昼食(おにぎり4つ)、行動食(のど飴)
- 主な持ち物:ヘッドライト、熊鈴、熊スプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)、モバイルバッテリー
- 重さ:約8kg
事前に準備しておくと良さそうなこと
今回は、御庭(奥庭)バス停からバスで下山する行程です。
出発前に、富士スバルラインの営業状況と、帰りに利用するバスの運行状況を確認しておくと安心です。
富士急バスの公式サイトにも以下のように記載がありました。
富士スバルラインが通行止めの場合、一合目までの営業の場合は運休となります。
富士スバルラインが四合目まで営業する場合は四合目での折り返し運行となります。
(引用:富士急バス「時刻表&運賃表」)
また、山梨県道路公社の公式サイトの富士スバルライン注意事項には、以下のように記載がありました。
富士スバルラインは自動車専用道路ではありませんが、路線のほとんどの部分に歩道は設置されていないことに加え、観光バス等の大型車をはじめ、車両の通行量が非常に多いことから、安全のため、歩行でのご利用はご遠慮いただいております。ご理解ご協力をお願いします。
(引用:山梨県道路公社「富士スバルライン」)
まとめ
秋晴れの空の下、吉田口登山道から御中道へ、古道をつないで歩きました。
登山靴で、馬返しまでの長い車道を歩くのが大変でしたが、吉田口登山道や御中道で紅葉や麓の景色、そして、間近の富士山山頂を眺めることができました。
今回の奥庭は、天狗岩まで。
遊歩道をゆっくり歩くのは、次の楽しみにしたいと思います
関連する記録
今回の山行について、別の形で残した記録もまとめておきます。
この山行を別の形で残した記録
当日の雰囲気を残したnoteの記事は、以下に置いています。

当日の空気感を短い映像にして、以下に残しています。
イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。

参考サイト
山行計画を立てるときに参考にしたサイトを置いておきます。

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