鋸山散策|石切場の迷路を歩く(2026/5/2)

房総の鋸山を歩いてきました。

山中には石切場の跡地が点在していて、一筆書きのようには進めず、行き来を繰り返す場面もありました。

少し遠回りになりましたが、石の迷路のような空間を、ゆっくり辿る時間になりました。

本記事では、歩いた流れと注意点を静かに整理しています。

あわせて、イラスト地図と当日の様子も掲載しています。

【山の小さな物語地図】石の迷路を抜けて、海へ|鋸山(生成:ChatGPT5.5)

当日の空気感は、短い映像にして残します。

目次

山行概要

今回の山行の概要をまとめておきます。

全体の流れを、はじめに軽く確認できます。

基本情報

  • 歩いた日:2026/5/2(土)
  • 空模様:晴れ。気温が高く、潮風が心地よい一日でした。
  • ルート(行き):浜金谷駅 → 車力道 → 石切場跡 → 東京湾を望む展望台 → 鋸山山頂
  • ルート(帰り):鋸山山頂 → 百尺観音 → 地獄のぞき → 日本寺大仏 → 元名海岸 → 保田駅
  • 歩いた時間:5時間くらい(「地獄のぞき」行列待ち1時間込み)
  • 歩いた距離:9kmほど
  • 登り下り:600mくらい

シーンごとの格好

  • 乗り物移動中:半袖シャツ、薄手長袖シャツ(帰りは半袖)
  • 活動中:半袖シャツ
  • 休憩中:半袖シャツ

アクセス

  • 行き:JR内房線「浜金谷駅」
  • 帰り:JR内房線「保田駅」

おトイレ

  • 浜金谷駅:あり(駅構内。無人改札なので出入り可能)
  • 鋸山山頂:なし
  • 地獄のぞき:なし
  • 日本寺大仏:あり
  • 元名海岸:なし
  • 保田駅:あり(駅構内。無人改札なので出入り可能)

コースの特徴

  • 難易度:初級者向け
  • 危険箇所:特になし
  • 見どころ:東京湾を望む展望台。鋸山山頂。地獄のぞき。日本寺大仏。
  • 向いている人:高台から眺める海が好きな人。迷路好きな人。高所好きな人。

コース詳細

スタートからゴールまでの流れを、区間ごとにまとめます。  

分岐や道の様子も含めて、実際に歩いた順に沿って記録していきます。

スタート〜前半(浜金谷駅から東京湾を望む展望台を経て、鋸山山頂へ)

JR内房線「浜金谷駅」を下車。道端に立つ案内に従って、「車力道」へと向かいます。

この道は、過去は切り出した石を運び出す道だったようで、山頂方面の石切場に向かって、石畳が敷かれています。緩急のある傾斜で、雨の日は滑りやすいかもしれません。

途中、「東京湾を望む展望台」と「石切場跡」の分岐があります。

本来であれば、展望台と山頂を巡ったあとに、石切場へと向かうのが効率が良かったのですが、案内を見落としてしまい、「石切場跡」へと進んでしまいました。

向かう道中の所々に、人工的に切り出した跡が残る岩壁が露出。迷路のような景色が続いていました。

行き止まりのような場所もあり、山中を行ったり、来たりしながら「石切場跡」に到着。使われなくなった工具、岩壁に刻まれた『安全第一』の文字を見上げて、しばし滞在。山頂に向かう道を確認したところで、道順を間違えたことに気がつき、先ほど通りすぎた「東京湾を望む展望台」へ向かう道へと進みます。

傾斜の急な石階段を登り「東京湾を望む展望台」に到着すると、少しぼやけてはいましたが対岸の三浦半島、富士山、伊豆大島などを眺めることができました。人気の場所、滞在者も多かったので、休憩は入れずに「鋸山」山頂へと向かいます。

細かいアップダウンを経て到着した山頂からは、関東平野を一望でき、カメラの望遠機能を使いましたが、スカイツリーがみえることも確認しました。

本日の最高峰に到着できたところで、次の目的地「地獄のぞき」へと向かいます。

中盤(鋸山山頂から地獄のぞきを経て、日本寺大仏へ)

改めて、「石切場跡」方面へと向かい、途中の分岐から「日本寺」の境内へと進みます。

入り口の管理所に拝観料を払って中に入るとすぐに、壁面に掘られた観音様が目に入ります。

軽く会釈をしてから先に進み、整備の行き届いた石階段を登っていくと展望台に到着。さらに5分ほど進むと、「地獄のぞき」のある高台に到着です。

10時を過ぎての到着で、すでに長い列ができていましたが、初回の訪問地では、多少時間がかかっても色々と体験しておくことにしています。1時間ほど並び、「地獄のぞき」から下を覗き込んでおきます。

高さを感じて足が少しすくみましたが、満足感を味わいながら、その場を後にしました。

後半~ゴール(日本寺大仏から、元名海岸へと下り、保田駅へ)

「地獄のぞき」を後にして、寺の敷地内を石仏を眺めながら下っていきます。

観光客に道を譲ってもらいながら、軽快に下っていくと「大仏」の案内に惹かれて、そちらへと進んでいきます。

現地に到着してみると、かなりの大きさの石大仏が座っていました。

ひと昔前に訪問した鎌倉の大仏よりも大きいように感じましたが、帰宅後に調べた結果だと、鎌倉大仏の総高は13.35m、日本寺大仏の総高は30.05mあり、約3倍大きいことがわかりました。

その後、境内の外へと出て、舗道を下っていくと、海岸が見えてきました。

「元名海岸」という海岸で、穏やかな砂浜が続いていました。

波打ち際を30分ほど歩くと「保田駅」へと到着。汗になったウェアを着替えたいところでしたが、近場に入浴施設はなさそうだったので、濡らした手拭いで体を拭いてから、電車へと乗り込みます。

その後、今朝、駅の案内で見かけたフェリーに乗ってみようと、「浜金谷駅」で下車。浜金港から久里浜港行きのフェリーに乗船。波に揺られながら40分間の船旅を経て、帰宅の途につきました。

見どころ

この日歩いていて印象に残った風景や草花をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残します。

風景・展望

  • 「東京湾を望む展望台」:東京湾側に大きく開けた眺望を得られます。
  • 「鋸山山頂」:関東平野のビル街をうっすら眺めることができました。
「東京湾を望む展望台」からの眺め。対面にある三浦半島がとても近くてびっくりしました。富士山も見えていて、この日は当たりだったかもしれません。
こちらも「東京湾を望む展望台」からの眺め。画面左奥の双耳峰は、富山であっているでしょうか。眼下の海岸線は「元名海岸」だと思います。
「東京湾を望む展望台」から見えた伊豆大島。房総半島からも意外と近かったことがわかりました。
「鋸山山頂」からの眺め。京葉工業地域の煙突群の先に首都圏ビル街がうっすら見えていました。
「鋸山山頂」からのスカイツリー。肉眼では無理でしたが、iPhoneの4倍望遠で見ることができました。目が良い方は、裸眼でも見えるかもしれません。

季節の要素

登山口付近にツツジがまだ咲いていました。この付近のツツジの時期は、そろそろ終わりを迎えそうでした。

登山口付近のツツジ。ここ以外の幹は、ほぼ枯れてしまっていました。

地元の名所・観光地

  • 「地獄のぞき」:写真撮影の行列ができていましたが、なかなかの高度感があり、一度のぞいておくと良いと思います。
  • 「日本寺大仏」:横に立っていた案内文によると総高31.05mと磨崖仏(まがいぶつ:自然の岩壁や岩に仏像を彫り込んでつくった石仏のこと)では日本最大なんだそうです。
真横からみた「地獄のぞき」の様子。断崖絶壁から突き出ているのがわかります。
「地獄のぞき」から、文字通り、のぞきこんだ眺め。写真だと伝わりづらいですが、実際にはかなりの高度感がありました。
「日本寺大仏」。岩壁に掘られた仏像ではありますが、かなり大きく感じました。

この日一番のひととき

自然の中に現れる石切場の景色が印象に残りました。

注意点と装備

歩く前に気をつけておきたい点と、この日の装備を整理します。

季節や天候によって変わる部分もありますが、参考のひとつになればと思います。

注意点

  • 大きな危険箇所はありませんでしたが、車力道や石階段は雨の日に滑りやすそうでした。
「東京湾を望む展望台」から下るときの石階段の様子。前日に降った雨で足元が濡れています。手すりがしっかりしているので、それらに捕まって慎重に下るのが良さそうでした。

装備

  • 靴:登山靴
  • 主な服装:
    • 肌着:半袖シャツ
    • 中着:薄手長袖シャツ
    • 外着:薄手フリース
    • その他:ウィンドブレーカー、雨具、薄手手袋、薄手ズボン、厚手靴下、ネックゲイター
  • 飲食料:水(2リットル)、昼食(おにぎり2つ)、行動食(のど飴)
  • 主な持ち物:ヘッドライト、クマスプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)

まとめ

このコースが合いそうな人

  • 高台から眺める海が好きな人
  • 石切場跡の景色をゆっくり楽しみたい人
  • 高所好きな人

今回の山行のひとこと


山の中を行き来する場面もありましたが、石切場の中をゆっくり辿るような一日になりました。

今回のルートは、イラスト地図としても残しています。

note(ノート)
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イラスト地図の作り方については、別にまとめています。

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