世界規模で大人気のアウトドアブランドにパタゴニアがあります。
代表的なR1、R2フリースに始まり、シーン毎に4タイプを用意するキャプリーンベースレイヤー、タウンユースとしても人気の高いダウンジャケット、その他にもリュックや小物といった脇を固めるアクセサリー類も豊富で、国内でも根強い人気を誇っています。
今回は、そんなパタゴニア製品のなかでも、私が15年の登山活動のなかで長年使い続けているおすすめ製品について紹介していきます。
とはいっても、すべての製品が秀逸という訳でもありません。
購入して使ってみたものの、これは要らなかったなというものも存在しています。
おまけ情報として、そのようなおすすめできない製品についても載せておきますので、何かの参考になれば幸いです。
おすすめ製品リスト
それでは、数あるパタゴニアの製品の中で、わたしが長年使っていていまだに不具合なく利用できているおすすめ製品5つを紹介していきます。
R1フリース
パタゴニア製品おすすめの1品目は「R1フリース」です。
パタゴニアのフリース製品Rシリーズの中で、一番軽量で薄いタイプです。
薄いといっても、保温性を保つための機能はしっかりと施されていて、春秋から初冬にかけての肌寒い時期の防寒着として十分な暖かさを提供してくれています。
そして、薄いことでコンパクト収納できることから夏の高山に臨むときの防寒着としても重宝します。
このことから3シーズンにわたって幅広く使える防寒着として、コスパがとてもよく、わたしとしてもパタゴニア製品で一番の推しアイテムとして最初に紹介させていただいました。
詳しくは、次の記事にまとめてますので参考に読んでみてください。
R2フリース
パタゴニア製品おすすめの2品目は「R2フリース」です。
こちらはRシリーズの2番目に薄いフリースです。
高い保温性能もさることながら、起毛した表面を持つ特徴的なデザインが秀逸で、発売された当時、ジャージっぽい見た目のフリースが多数あるなかで、高額な値札とセットでとても目を引いていた記憶があります。
その後は、類似するデザインが増えて当時ほど目立たなくはなりましたが、機能性とデザイン性を両立したフリース製品の先駆けとして、今でも人気の高い製品です。
こちらのフリースも途中で1度買い換えてはいますが、長年使っている製品で、冬場の防寒着としてそのまま羽織ったり、ダウンジャケットと合わせて更に保温性を上げて利用したりしています。
詳しくは、次の記事にまとめているので、気になる方は一緒に読んでみてください。
また、R1とR2どちらか一方を選ぶとしたらどちらを取るかという比較記事も書いてます。個人的見解ではありますが、最初に揃えるフリースについて悩んでいるようでしたら参考になるかもしれません。合わせてお読みいただければ幸いです。
キャプリーン・ベースレイヤー
パタゴニア製品おすすめの3品目は「キャプリーン・ベースレイヤー」です。
パタゴニアでは、肌に直接着る衣類「ベースレイヤー」としてメリノウール製と化繊素材製の2つのシリーズを出しています。
キャプリーンは後者の化繊素材で作られたベースレイヤーシリーズとなります。
メリノウール製のほうが、保温性や汗抜けが同等な上に防臭性にも優れているので性能的に上だと思いますが、その分お値段も高価なので、わたしはこちらのシリーズを使わせてもらってます。
キャプリーンシリーズは、利用シーンに合わせて4つのタイプが用意されていて、レイヤリングにより組み合わせて使うことになります。
性能的には申し分無く、長年、このシリーズの製品で山に入っていますが、唯一気に入らないのは、2015年から一新されたネーミングです。
昔は、1から4までの番号で表記されていて、1が一番薄くて涼しく、番号が上がるにつれて暑さ保温度が上がっていき、4が一番厚くて暖かいという形に、覚えの悪いわたしでも直感的にわかってとても重宝していました。特にレイヤリングする際に、1と3を組み合わせれば4と同等くらいといった風なイメージも付きやすかったのですが、新しいネーミングだとなんだかよくわからないといった印象となってしまいました。
- クール・デイリー(旧キャプリーン1)
- クール・ライトウェイト(旧キャプリーン2)
- ミットウェイト(旧キャプリーン3)
- サーマルウェイト(旧キャプリーン4)
それでも、ネーミング以外の部分は変わらず重宝していますので、継続して購入利用させてもらっています。
キャプリーンについても、別の記事で詳しく書いていますので、興味ありましたら合わせて読んでいってもらえると幸いです。
マイクロ・パフ・フーディ
パタゴニア製品おすすめの4品目は「マイクロ・パフ・フーディ」です。
これは、化繊素材のインサレーションで以前使っていたダウンジャケットの代用に購入してみたのですが、なかなか使い心地が良くヘビロテしそうなのでおすすめ製品にあげてみました。
ちなみにインサレーションというのは、中綿の入った防寒着を指す用語で、要はダウン的なヤツです。
最近はカタカナ表記が増えて頭の固くなってきた世代も日々勉強しないといけません。なかなかつらいですね。
さて、本製品ですがダウン製品と異なり、次のような利点があります。
- 濡れに強い
- 羽が抜けない
- 綿が偏らない
これらが、乱雑な扱いになりがちな登山のときに重宝する結果となっています。
使い始めて2シーズン目なので、まだ特集記事は書いていませんが、そろそろネタも集まってきたので近々まとめてみたいと思っています。
代わりにダウンジャケットについての記事を載せておきます。同じインサレーション製品ということでいろいろと参考になる情報が載せてます。
フーディニ・ジャケット
パタゴニア製品おすすめの5品目は「フーディニ・ジャケット」です。
トレラン界隈ではちょっと名の通ったパタゴニアの傑作暴風着になります。
極薄で超軽量な生地でできているので、コンパクトに畳めることができ収納性に優れます。
また、防風だけでなく多少ではありますが防水性もあるので小雨程度であればこの一枚で事足りてしまいます。
このため、利用範囲が非常に広く、わたしも常にザックに一枚入れて何かと利用しています。
お値段は少々高めですが、値段に見合った働きをしてくれていて大変助かっている一品です。
フーディニ・ジャケットについて気になってきましたら、次の記事に詳しくまとめているので、併せて読んでみてください。
ウェーブフェアラー・バケツ・ハット
パタゴニア製品おすすめの6品目は「ウェーブフェアラー・バケツ・ハット」です。
いわゆるつば付きの帽子のことです。
海外メーカーなのでカタカナ表記が多いのは致し方ないですが、ウェーブフェアラーってなんだろうって感じですね。
ウェーブ(Wave):波、揺り動かす
フェアラー(farer):旅人
頭上で振って挨拶する旅人の帽子みたいなイメージでしょうか。
余計にわからなくなりましたね。失礼しました。
さて、製品のほうに話を戻しますと、わたしが使っているつば付き帽子は旧版にあたります。
そのため多少機能などに異なる部分はありますが、基本的には変わらないものと思っています。
この製品の気に入ってる点は、つばも含めて非常にソフトなつくりとなっている点です。
このため、収納に優れていてザックの隙間やスタッフバックに丸めて詰め込めます。また、洗濯するときに鍔を気にして手洗いする必要もなく、ほかの衣類と一緒に洗濯機で洗ってしまえるという点も大きな利点になるかと思います。
帽子というと、つばの型崩れが怖くて、収納のときに気を使ったり、洗濯は手洗いしないといけなかったりと意外と不便なアイテムですが、そういった部分が解消されているので、この製品もおすすめの一品に加えてみました。
ちなみに、一般的な登山用帽子の取り扱いについては次の記事をご確認ください。
おすすめできない製品
続いては、購入して一度は使ってみたものの、これは不要だったという製品について述べていきます。
こちらも、過分にわたしの個人的な見解となるので、参考程度にみていってもらえれば幸いです。
ウルトラライト・ブラックホール・パック20L
パタゴニア製品のおすすめできない1品目は「ウルトラライト・ブラックホール・パック20L」です。
折りたたんで収納できるタイプのザックで、普段のお散歩やテント泊したとき山頂への往復にだけ使うアタックザックとして利用できるかなと思い購入してみたのですが、一度だけ使っただけで手放してしまいました。
確かにコンパクトに折りたためるのは便利でしたが、素材が薄いので固いものを入れると背中にあたってストレスになるので防寒具などを背面に持ってくるなどの工夫が必要です。
しかし、普段のお散歩で防寒着持参で出かけることは殆どないので、この点が面倒で結局は普通のデイリーザックを使うことになりました。
アタックザックとして使うというのには適していたかもしれませんが、直後に買い替えたグレゴリーのバルトロがアタックザック内蔵型に変わったことで、これも用を足さなくなってしまいました。
これがザック型ではなく、トートバック型のものだったら、下山後の登山靴入れとかに使えたかもしれません。
いずれにしても、わたしの中では不要な製品となってしまいました。
ダックビル・キャップ
パタゴニア製品のおすすめできない2品目は「ダックビル・キャップ」です。
トレランの方々には大人気のメッシュ型の帽子です。
見た目のかっこよさにひかれて購入してみたのですが、これも一度被っただけで箪笥の肥やしになってしまいました。
理由としては、つばが固くてしっかりしているので、収納するときにザックのなかで邪魔になり外にぶら下げることになった点があります。
わたしは、ザックの外側には極力ものを付けたくないタイプなので、これがどうにも気に入らず一度持って行ったきり使わなくなってしまいました。
常に装着していれば良いという意見もありますが、電車の中で帽子を被りっぱなしにしてたり、お風呂上りのさっぱりした頭に被っていないといけないというのは、わたし的にはストレスしかならず、結果的につばがソフトで収納に長けた、前出のウェーブフェアラー・バケツ・ハットを多用することとなりました。
まとめ
おすすめのパタゴニア製品について紹介してきました。
パタゴニア製品について、近年は品質劣化の声も聞こえ始めていますが、わたしが使っている中では巷で言われるほどの目立った性能劣化はありません。
これは、わたしの活動範囲が低山や里山といった厳しい環境では無いことが要因かもしれませんが、性能とデザインの両立をうまく図っている優れた製品が多い印象です。
特にRシリーズは見た目がかっこよく、一度使ったらヘビロテ必須のアイテムです。
お財布との相談にはなりますが、余裕あるようでしたら是非、一度袖を通してみてもらえると幸いです。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。
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