山行の記録|沼津アルプス香貫山で散り際の桜を楽しんできました

今年も、桜のシーズンに入ったものの雨の日が続いてしまい、山からしばらく足が遠のいていました。

ようやくお天気が良くなった4月1日、まだ残っているだろう桜を求めて沼津アルプスの香貫山に訪れた所、富士山と桜の素敵なコラボを楽しむことができました。

今回は、そのまま沼津アルプス最高峰鷲頭山まで縦走して海側に降ってみたところ、穏やかな海辺の様子も眺めることができたので、山に海に桜にと欲張りな山行プランを物色中のあなたにとって、とても有意義な内容になっていると思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

https://twitter.com/syo1_yamanoblog/status/1642109338562228225

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2023/4/1

天候:晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:

香貫山登山口〜香貫山公園〜芝住展望台〜香貫山〜新桜台〜横山〜徳倉山〜志下山〜小鷲頭山〜鷲頭山〜多比口峠〜大平山〜多比口峠〜東海バス「多比停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)JR東海道線「沼津駅」から東海バスで「黒瀬停留所」へ向かって、スタート

(帰)「多比停留所」から東海バスでJR東海道線「沼津駅」へ向かって、帰路へ

概要

沼津アルプス(ぬまづあるぷす)

沼津アルプス」は、静岡県沼津市の市街地に登山口のある香貫山(かぬきやま)から伊豆の国市にある大平山までの里山たちを繋いで設置されたハイキングルートです。

最高峰の鷲頭山で392mと、高さ的には東京都八王子の高尾山にも満たない山々となりますが、ロープや鎖がてんこ盛りのなかなか骨太なルートとなっているので、お散歩気分で足を踏み入れると、まず間違いなく後悔することになるでしょう。

足を踏み入れる際には、ガチな登山装備でお願いします。

しかし、海に山に市街地にと展望にはとても恵まれた縦走路なので、地元ハイカーの方を中心にかなりの人が歩かれている、意外とメジャーなルートでもあります。

エスケープルートも豊富に設定されているので、トレーニングを兼ねて訪れてみると楽しいかと思います。

「沼津アルプス」については更に詳しく次の記事にまとめてますので、合わせてご覧ください。

関連リンク

沼津市の公式HPに沼津アルプスのハイキングマップがありました。おトイレの場所やエスケープルートに使えそうな登山口の場所が詳細に書かれてます。

訪れるときには、一度目を通しておくと何かのときに役立つかもしれません。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 13133 m
最高点の標高: 393 m
最低点の標高: 0 m
累積標高(上り): 1325 m
累積標高(下り): -1336 m
総所要時間: 07:02:31
Download file: climbing-record-20230401.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の区間になります。

注意した方が良さそうな区間
  • 鷲頭山から多比峠へ降りる区間
鷲頭山から多比峠へ降りる区間

今回の山行ルート上の注意した方が良さそうな区間は「鷲頭山から多比峠へ降りる区間」です。

沼津アルプスのそれぞれのピークは直下に急坂区間があるので、それぞれで注意が必要なのですが、香貫山から大平山へ南下するルートをとった場合、一番厄介に感じる降り坂はこの区間になります。

他の降りの区間に比べて標高差がある分、長く急坂が続くので、ブレーキをかけるために足の筋肉を酷使することになります。

今回は乾いた状態だったので比較的楽に通過できましたが、これが降雨後の泥濘状態の時は滑らないように更に踏ん張る必要が出てくるので、足の筋肉への負担が激増します。

こうなってくると、膝への衝撃を逃すためのクッション力が小さくなって、各関節に痛みを感じるような事態に陥るかもしれません。

ありがたいことに、沼津アルプスは全体的に整備が行き届いているので、この区間のガイドロープもしっかりとしたものが張られています。

適宜、利用して楽に降りられると良いでしょう。

ギャラリー

ここからの降りが、今回の山行で一番注意が必要と思われる区間になります。
粘土質な滑りやすい急坂なので常に転倒のリスクがあります。ガイドロープが随所に張り巡らされているので、しっかりと活用しましょう。
場所によっては、新旧二種類のロープが貼ってあるので、新しいのを選んで使ってください。
この多比峠の分岐が見えてきたら注意区間は終了です。終了なのですが、このあと細尾根が続く区間に入るので注意力は切らさないようにしてくださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • 香貫山公園
  • 芝住展望台
  • 千金岩見晴場
香貫山公園(かぬきやまこうえん)

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「香貫山公園」です。

香貫山登山口からだいたい10分ほど登ったところにある公園で、五重塔が立っているのが特徴的な場所です。

ここからは、五重塔越しの富士山や沼津港方面の眺望を得ることができます。

そして、桜の名所ともなっている公園で、園内全域にわたってソメイヨシノやオオシマザクラなどを楽しむことができます。

ただ、桜の時期に入ると桜の花びらや木々の葉っぱに視界を遮られるので、展望の面では少し魅力が落ちてしまうのが悩ましいところです。

そんな悩みを解消する方法として、次に紹介する「芝住展望台」(しばじゅうてんぼうだい)にも足を伸ばしてしまうというのが一番のおすすめです。

こちらからは花びらや葉っぱに遮られることのない360℃の大パノラマを堪能することができます。

徒歩圏内なので、是非、両方を訪れるようにしてみてくださいね。

ギャラリー

香貫山公園には、沼津市街地からもとても良く見える五重塔が立っています。
向かって左側が展望所兼休憩所となっていて、ここのベンチで身支度を整えてスタートを切るのが、わたしのスタイルになってます。
若干、葉桜が目立つものまだまだ見頃な桜たちと五重塔です。いい感じですよね。
展望所から富士山を見ることができます。桜が満開のときは、もう少し華やかなんですが、ちょっと寂しくなっちゃいました。
公園の奥の駐車場あたりまで後退すると、富士山をバックに五重塔を眺めることができました。
そして、ネットで良く見る撮影スポットへ向かいます。すでに写真撮っている方がいますね。この高台に登って振り返ると
こんな感じに、桜の海に浮かぶ五重塔と富士山を眺めることができます。電柱の頭が突き出ちゃってるのが無粋に感じなくは無いですが、まあ、これも日本らしさが出ていて良いかもしれませんね。

Instagramに載せたショート動画も掲載しておきます。動きあると少し違うと思うので、試しに見てってくださいね。

芝住展望台(しばじゅうてんぼうだい)

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「芝住展望台」です。

大きく弧を描く駿河湾の湾岸線から末広がりに立ち上がっていく愛鷹山から富士山への流れがとても秀逸で、いつまででも眺めていたくなるそんな絶景地となります。

また、この場所に建っている電波塔には登ることができて、だいたい3階建のビルの屋上と同じくらいの高さから360℃全方位を見渡すことができます。

桜を愛でる目的なら、慰霊塔の立つ香貫山公園が素晴らしいですが、大展望を望むのならば芝住展望台は外せません。

歩いて30分以内に行き来できる位置関係なので、沼津アルプス縦走の際には、忘れずにこの二箇所は巡るようにプランニングしてくださいね。

ギャラリー

こちらが芝住展望台です。香貫山山頂のドーム型のアンテナ塔とは違うので間違わないようにご注意くださいね。わたしは初回にこの山に訪れた時に、こちらの展望台に気が付かずに素通りしてしまい、とっても勿体無いことをしました。
ここからは展望台からの眺めです。まずは、メインディッシュの富士山と駿河湾です。写真でも素晴らしいのですが、是非、快晴の空の下、肉眼で見てほしい眺めです。
ちょっとガスでぼんやりしてますが、駿河湾の湾曲した海岸線の奥に南アルプスの長い尾根がみえます。
こちらは、沼津港と対岸の西伊豆です。一番高いピークが達磨山だと思うのですが、どうでしょう。
そしてこれから向かう沼津アルプスの山々です。手前から横山、徳倉山、そして真ん中のとんがっている一番高いのが鷲頭山になります。
左隅のドーム型のアンテナ塔の麓がちょうど香貫山山頂になってます。あちらは展望が全くないので、この展望台は全くみえないんですよね。
この日は箱根の山々も見ることができました。
展望台の麓にはこんなオブジェがあって
沼津のミニチュア越しに富士山が楽しめます。このミニチュア、なかなかの再現度なので忘れずに確認していってくださいね。

展望台をぐるっと一周したショート動画も載せておきますので、合わせてみてってくださいね。

千金岩見晴場(せんきんいわみはらしじょう)

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「千金岩見晴場」です。

以前よりお気に入りの場所の一つとなっていたのですが、地名がわからず説明に難儀していました。

今回訪れた際に、案内板が追加されていたので、以降はこの名前「千金岩見晴場」と呼ぶようにしたいと思います。

ここからは、ぽこんと浮かぶ瓜島(うりしま)が特徴的な静浦漁港(しずうらぎょこう)を見下ろす海への眺望を楽しむことができます。

香貫山から大平山へ南下するルートをとった場合、木々に遮られた山道から一転、海への眺望が大きく開けるとてもドラマティックなポイントとなります。

こういった動的シチュエーションに優れた場所は、実際に自分の足で赴いて、全身で感じてみないことには完全に把握することは不可能と思います。是非、機会を作って訪れてみてくださいね。

ギャラリー

対処の地点までは、こんな感じの緑の細道を下っていきます。
そして、いきなりこんな感じの展望がぶわーっと広がります。ぶわーっとです。そういえば前もこんな表現してましたね。純粋に駿河湾の広がりを楽しみたいなら、もう少し先の「志下山山頂」からの方が良いのですが、何も見えない山道からいきなり視界が開けるシチュエーションが大好物なので、こちらの方が好きなんですよねー。
横を向くと、とんがった鷲頭山や、ぽこんとした淡島も眺めることができます。
色々アップにしてみます。こちらが静浦漁港。けっこう有名な釣り場なんだそうです。真ん中の瓜島は堤防を伝って上陸できるのだとか。
チラッとみえてる淡島です。昔は港からロープウェイで繋がっていて海上を渡れたのだそうです。距離にして330mと、なかなかの距離だったみたい。乗ってみたかったな。
鷲頭山のピークです。右肩のピークが小鷲頭山ですね。遠目でも急峻な感じですが、見た目通りの急登なので覚悟して登りましょう。
いつの間にか、こんな案内板が掲げてありました。お気に入りの場所のくせに、地名知らなかったので助かりました。

ここもショート動画撮ってきましたので、見てってくださいね。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

山行中のコンディション

  • 天候晴れ
  • 気温:15〜25℃
  • 活動場所:標高0〜400m

行動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

停滞時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

公共機関移動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:薄手の手袋

今回は、スタートからゴールまで半袖Tシャツで活動しましたが、汗が噴き出る一日となりました。

海に近い場所ということで、海からの風が心地よい区間もありましたが、きつい登り坂のほとんどの区間は風通しの悪い林間の道で、ダラダラと汗をかきながら上り詰めるシーンが多かった記憶です。

公共機関での移動の際は、まだ半袖Tシャツだけとはいきませんでしたが、あと1ヶ月もすれば平気になるんだろうなという感覚がありました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

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歩き始めの気温です。16℃ぐらいでしょうか。もうこの時点で暑いです。
今回の最高峰鷲頭山山頂での気温です。25℃の夏の気温になってました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、香貫山登山口からのスタートとしたので、「東京駅」からのアプローチは次の通りとなります。

  • 「東京駅」から、JR東海道線沼津行きに乗り込み、終点「沼津駅」へ
  • 「沼津駅」から、南口改札を出て4番のりばに向かい、沼商行き・大平車庫行き・大平行きのいずれかの東海バスに乗り込み「黒瀬停留所」へ
  • 「黒瀬停留所」から、徒歩3分「香貫山登山口」へ

「沼津駅」のホーム階段は静岡寄りにあるので、東京では先頭車両に乗り込むと降りてから無駄に歩かないで済むかと思います。

「沼津駅」構内のおトイレは、ホーム階段を抜けて南口改札手前にあります。

ただ、この規模の駅にしてはずいぶんとこじんまりしたおトイレなのでタイミングが悪いとかなり混雑します。

今回もなかなかの待ち行列となっていたので、バスの出発時間を考慮してこの場は通過し、香貫山公園の公衆トイレをお借りすることとしました。

身支度も、同公園のベンチをお借りすると沼津港や桜を楽しみながら準備ができるので、こちらで色々済ませるのがオススメです。

ギャラリー

東京駅からJR東海道線沼津行きに乗り込みます。
先月はまっくらだった時間帯ですが、すっかり明るくなってきました。
なお、沼津駅のホーム階段は先頭車両に近い場所になるので前よりの車両に乗り込むべきでしたが、勘違いして最後尾車両に乗り込んでしまいました。
その結果、沼津駅に到着後、ホームの端から端まで歩くことになっちゃいました。失敗、失敗。
沼津駅構内のおトイレは、階段を渡って南口改札の手前にあります。ホームを歩いているうちに、すごく混み合ってしまっていたので、今回は香貫山公園で済ませることにして先を急ぎます。
関東から沼津駅に赴いた場合、JR東日本とJR東海で管轄会社を跨いでの移動となるだめ自動改札での清算ができません。このため、有人改札に並んで清算します。
清算を終えて、南口改札を出たらバスターミナルの4番のりばを目指します。ひとつめの横断歩道を渡り
二つ目の横断歩道を渡って左へ向かいます。
突き当たりの大平方面行きバスのりばに到着すると、既にエンジンのかかったバスが停車していましたので、そそくさと乗り込みます。
香貫山登山口最寄の停車場「黒瀬」までは6分ほどで到着です。歩いても30分かからないので、バス代を節約したい場合は歩いてしまっても良いかもしれません。
香貫山を見上げると、五重塔が見えます。まずは、あそこに向かって進むことになります。
交差点をぐるっと渡って進みます。
カニ屋さんなのに、なぜか鳥がマスコットなお店を通過すると
3分ほどで香貫登山口に到着です。なんかアレですね。止まっている自転車が、とっても地元感あって良いですね。

香貫山登山口〜香貫山公園〜芝住展望台

香貫山登山口から階段と山道が交互に続きますが、5分ほどの距離なので大したことはありません。

戦没者の慰霊塔である五重塔の裏手がみえてきたら「香貫山公園」に到着です。

園内の桜や、沼津港を見下ろしながら身支度を整えたら五重塔を背にして進み登山道から香貫山山頂方面へ向かいます。

このあたり、山道ではありますが、まだ公園の敷地内ということもありコンディションは良好です。

途中、展望台への分岐が数ヶ所みえてきますので、どれかを選んで展望台方面へ向かいます。

一度、車道に出ることになりますが、おトイレ脇の階段を登ればすぐに電波塔が立っており「芝住展望台」に到着することができます。

電波塔を登って360℃全方位への展望を楽しむのも良いですし、塔足元の沼津市のミニチュア像と一緒に富士山の様子を撮影するのも良いですし、思い思いに楽しんでみてくださいね。

ギャラリー

ここから登っていきます。
登り始めから富士山が見えるのでチェック忘れずに。
最初はこんな感じの鋪道ですが
徐々に山道っぽくなっていきます。
車道を横切って
五重塔の横っちょを通過すると
香貫山公園に到着です。バス停からこのベンチまで一気に来てしまって、ここで身支度すると良いですよ。
諸々準備できたら、五重塔とは反対方向に進んでいきます。
こんな感じに、おトイレの前から山頂へ向けての入り口が開けています。おトイレまだの時は、ここで済ませていきましょう。また、ちょっと登ったところから見返すと、富士山と五重塔がよく見えるのでここも要チェックです。
こんな感じに富士山方面を見通すことができます。桜の時期にはズームをうまく使うことで、一面の桜の中に浮かぶような五重塔や富士山を表現できるみたいなので、頑張って映える写真撮りましょう。
撮影スポットで四苦八苦したら、木の階段を登っていきます。
そのまま山頂方面に直行してもいいのですが、高台に東屋が立っているので、そちらに寄り道していきます。
こんなのが立ってます。
ここから振り返ると桜に囲まれた富士山を眺めることができます。この日はちょっと訪れる時期が遅くて葉桜になっちゃってました。
少し進んだところからは、富士山と駿河湾が見通せました。「芝住展望台」からの眺めには見劣りしますが、まあまあいい眺めですよね。
本線に戻って山頂方面へ進みます。
夫婦岩の案内まで来ました。
この子が、夫婦岩らしいのですが、どのあたりが「夫婦」なのかは、ちょっとわかりません。左側のニョキってしているのがお父さんということなのかな。なんかちょっとアレな感じになりそうなので、ここまでにしておきます。ちゃんとした由来ご存知の方教えてくださいませ。
いやこれ、ほんとに飲んでいいのかな。と思ってしまう水飲み場を通過していくと
山頂への分岐がみえてきますのが、今日はスルーして先に「芝住展望台」に向かいます。
なるべく早い時間の方が、ガスが少なくて眺めがいいんですよ。
そそくさと車道に出て
アンテナ塔に向かって足早に進みます。
おトイレ前の階段を登ると
「芝住展望台」に到着です。雲が出てくる前に到着することができました。よかった。よかった。

芝住展望台〜香貫山〜新桜台

芝住展望台での展望を楽しんだら、折角なので香貫山山頂を踏んでおくことにします。

車道から山頂への案内に沿って、急坂の階段を登るとドーム型のアンテナ等が立つピークが見えてきます。

ここが「香貫山」山頂になります。

展望もなく、立派な山頂案内も無いので、意識していないと素通りしてしまうので見落とさないようにご注意くださいね。

「香貫山」山頂を過ぎたら、本格的に沼津アルプスへの縦走を開始するつもりだったのですが、桜台、新桜台という気になる案内板が見えてきたので、そちらに向かってみることにします。

まずは桜台まで来てみると、福島県三春町から寄贈された滝桜が見えてきます。

残念ながら時期は逸してしまい、葉桜だけの状態でしたが、その形は我が地元福島で眺めた三春滝桜に類似していました。

来年は、この木の滝のような様を見に来たいと思います。

続いて、「新桜台」まで降ってみると、そこは公園となっておりブランコをはじめとした簡単な遊具が点在する広場となっておりました。

どちらも、桜の花は散り始めに入っていましたが、かなり広い空間に桜の木が植えられており、とても見応えのありそうな空間が広がっていました。

それぞれの桜が見れたところで、気を取り直して「横山」へ向かいます

ギャラリー

ぐるっと展望は先に述べたので、アンテナフェチ用の写真を載せておきます。アンテナフェチってなんだ。
じっくり展望を楽しんだら、見えているドーム型のアンテナ塔に向かいます。あの足元が「香貫山」の山頂になっているんです。
途中の桜が、めっちゃ見ごろです。いわゆる、ソメイヨシノというやつですよね。あってますよね。
先ほど抜けてきた山道に一旦入って
すぐの階段を登ります。
アンテナ等の裏側から正面に回り込むと
「香貫山」山頂に到着です。なーんにも見えないので、速やかに先へ進みます。
謎のピンぼけの中、階段を降って
車道とぶつかったら、左折して「桜台」に向かってみます。沼津アルプス縦走を優先するなら、ここを直進すると近道になります。
車道を左折して少し進むと、菜の花いっぱいの広場に到着です。桜と菜の花のコラボはやっぱり良いですよね。
さらに進むと、三春滝桜の看板が出てました。わたしの地元福島から寄贈されたそうで、なかなか大きく育ってました。来年は見ごろの頃に訪れてみます。
先ほどの三春滝桜の一画が「桜台」だったのでしょう。続く案内には「新桜台」と書いてあったので、さらに進んでみます。
高台の上のベンチからは
桜と鷲頭山のコラボを見ることができました。いや、「桜台」イイですね。なんで今までスルーしてきちゃったのだろう。勿体無い。勿体無い。
その後、改めて車道に合流して進みますが、ここも満開の桜でした。
標高が少し下がってきたからか葉桜が目立つようになってきたところで
案内に沿って、高台に進みます。
そうすると、広い空間に桜や菜の花や色々なお花が植えられた公園に到着しました。ここが「新桜台」のようです。
ここには遊具がいっぱいあって、子供連れて来ても楽しめそうでした。ブランコとか
ジャングルジムというのかな。そんな遊具とか。
ターザン的な、なんていうんでしょう、そんな遊具とかありました。語彙力皆無ですみません。
ところどころ、沼津の市街地をチラ見できたり
いろんなお花を鑑賞できるので、のんびりお散歩するのにも良いかもしれませんね。
最後に、桜のお花のアップを眺めて沼津アルプスの本線に戻ろうと思います。
この時期の里山は華やかで良いですよね。
甲信越の高地もすごく魅力ありますが、わたし的にはこういったのんびりした里山も好きなので、香貫山は大好物な山の一つなんですよね。
青空いっぱいの空を眺めたところで
沼津アルプスの本線に戻ります。

新桜台〜横山

八重象山の案内に沿って、沼津アルプスの本線に戻り進んでいきます。

「山」となっていますが目ぼしいピークには到達しないまま降りに転じて、八重坂の車道に合流、そのまま八重坂峠の登山口から「横山」に登っていきます。

ここからが沼津アルプスの本番で、「香貫山」界隈のゆるい感じからガラッと変わるのでご注意ください。

ガイドロープの続く粘土質な急坂を登っていくと「横山」山頂に到着です。

展望も何も無い場所なので、止まることなく次へ向かうことにします。

ギャラリー

ここから「横山」へ向かって進みます。
道案内には八重象山となっているのですが、この山のピークがわからないんですよね。どこになるのだろう。
少し進んだところに桜いっぱいの広場があるのですが、ここのことなんでしょうかね。
残念ながら見ごろを過ぎて葉桜だらけになっていたので、通過していきます。
ここの降り坂の案内も八重象山なんですよねえ。一体とこにある山なんだろうか。
ちょっと急目な階段を降っていくと
車道に降りることができます。ここをぐるっとUターンして進みます。ちなみにまっすぐ進むと「香貫山」へ抜けられるようです。
「横山」は反対方向なので、こっちを降りていきます。
途中に分岐が見えて来ますが、違う道になるのでスルーします。
車止めを抜けて右に降りていくと
多分、水道施設なのだと思うのですが、ちょっと開けた場所に出て来ます。
多分、ここから見える山が「横山」だと思うのですが、当たってるでしょうか。
施設の脇っちょを降っていきます。
しばらく進むと、また、分岐がみえてきます。ここは正解の道なので左折します。
こんな案内が出ているので、覚えておきましょう。
少し降ると、車の往来が見えて来て
八重坂のバス停付近に降りてくることができます。ここは横断歩道を渡って左へ進みます。
少し道なりに登っていって
焼却施設の紅白の煙突がみえてきたところに
八重坂峠の登山口があります。いのししの絵が目印ですね。
ここから、きつい、きつい急坂に入っていきます。
「香貫山」周辺がお散歩ペースだったので、余計にきつく感じると思いますが、気合入れ直して登っていきましょう。
中間地点の踊り場にある案内です。ここからもう一段登ります。
ガッツリ登って
なだらかになってきたところで
「横山」山頂に到着です。なーんにもないので、足を止めずに先に進むことにします。

横山〜徳倉山〜志下山

「横山」通過後は、沼津アルプスらしい急坂のアップダウンを繰り返す林間の山道を進んでいくことになります。

少しひらけた「徳倉山」山頂を通過して、日差しのあまり入らない薄暗い山中を進んでいくと、パッと海への眺望が開けるポイントに辿り着きます。

千金岩展望場と名付けられたその場所からは、堤防でつながった瓜島が特徴的な静浦漁港を一望でき、更にその先に、淡島や西伊豆の稜線を望むことができます。

ここから、ググッと高度を下げて、海の見える稜線を進むことで「志下山」山頂に到着です。

この山頂からは、駿河湾の対岸にある清水港や御前崎峠まで広がる海への眺めを楽しめることもあり、レジャーシートを敷いてのんびり寛ぐには良い場所かもしれません。

この日も、二組ほどグループがレジャーシートを敷いて滞在していましたが、できれば山頂看板の真下に陣取るのは辞めて欲しかったなあと思いつつ、気にせず記念写真を撮って次へむかうこととしました。

ギャラリー

「横山」山頂を通過したら、登ってきたのと同じ高さだけ降ります。
ガイドロープも適宜使って降ると
徐々に傾斜がなだらかとなり
次のピーク「徳倉山」との間にある横山峠に到着します。
シケイン的にカクカクっと曲がったら
登りに転じて登っていきます。
ここ多分、八重坂峠の急坂以上にきついです。
段差の大きな急坂を登り切ると
双子のお社さまがあって
更に登っていくと
「徳倉山」山頂に到着です。見えるはずの富士山は雲掛かってしまいました。残念です。
ここの山頂は芝生の広場になっているので、休憩入れている方が何人かいらっしゃいました。
「徳倉山」山頂を通過したら降りに転じます。
ロープ付きの急坂を降って
香貫台分岐という名前の三叉路を通過します。
ここから、さまざまな案内の立つ、穏やかな尾根筋が続きます。まずは、麓の地区である塩満についての案内文です。
続いては、戦争の爪痕、機銃座跡の説明です。
こちらは、馬頭観音像の案内文。
その足元にある馬頭観音像。
そして、開けた空間が見えてきて
いおみち広場の案内文です。
昔の子供の遊び場になっていた場所とのことで、なかなか気持ちの良い広場でした。
ちょこっとだけ沼津の街並みを覗けたりもします。
更に進むと
真新しい案内で、像の背なるものが掲げてありました。なんでも「徳倉山」は見る方向によっては象が横たわった姿にみえるらしく、ここがちょうど背中の部分に当たるのだとか。色々考えますよね。
そうして、林の中の道を進んでいくと
いきなり海への眺望が開けて、千金岩展望場に到着です。ここのパッと視界が開ける様子は、いつ来ても素晴らしいんですよ。
更にググッと降ると
志下坂峠の十字路が見えてくるので直進していきます。
このあたりから徐々に海への眺望が開けてきます。
背の高い木々も無くなって、沼津アルプスの中でも海への眺望が抜群に良い道となります。
こんな景色を横目に進んでいきます。
正面には鷲頭山の鋭角な三角形が見えてきました。
まだ残っていたヤマザクラが青空に映えて綺麗です。
そうして海への眺望が広がる広場に到着します。ここが「志下山」山頂となります。
桜の木の下から見える駿河湾がとても気持ち良い場所なので、レジャーシートを広げて寛ぐには最適な場所です。ただ、山頂の案内の近くは記念撮影される方々の写真に映り込みやすいので、気にする方は少し離れた場所に陣取るのが良いかもしれません。

志下山〜小鷲頭山〜鷲頭山

「志下山」山頂を通過した後も、しばらくは海の見える稜線を進むことになります。

奥駿河パノラマ台、きらら展望台を通過したところで、林間の山道に戻り、鷲頭山への急坂に変化していきます。

ぼたもち岩、中将宮を通過して行くにつれて、手を使ってよじ登らないと辛いシーンが出てきますので、気合い入れ直して登ってください。

一度、踊り場を通過して、二度目の急坂をクリアしたら「小鷲頭山」に到着です。

正直、「鷲頭山」山頂よりも、こちらの方が眺めが良い気はしますが、目指すは沼津アルプス最高峰ということで、もう一踏ん張りに登っていきましょう。

「鷲頭山」の山頂は、大きな桜の木が立っていて薄紅色、白色の花を咲かせてくれます。

時期が合ったら少し滞在してお花見を楽しんでいくと良いでしょう。

ギャラリー

海への眺めを楽しんだら、沼津アルプス最高峰「鷲頭山」へ向かいます。
しばらくは、海を横目に進みます。
少し降っていくと
奥駿河パノラマ台という案内のある展望場所が見えてきました。
更に進むと、馬込峠という三叉路に到着です。
更に進むと、今度は、きらら展望台という場所に到着です。夏場は草ぼうぼうで何も見えない場所なのですが、この日は綺麗に刈り取られて良い感じの展望場所になっていました。
海への展望はここまでで、この先は木々の生い茂った山道に戻っていきます。
ぼたもち岩を通過して
志下峠も通過します。
しばらく穏やかな登り坂を歩くと
中将宮なるお社さまが見えてきました。
平家縁の地らしいんですけど、不勉強でよくわからんですたい。
ここから、かなりの急坂区間になります。
ロープの張り巡らされた坂道を登っていくと
途中のお花畑から箱根の山が確認できました。
更に息の上がる急坂を処理していきます。
この辺りは、全身運動で登る感じです。
ガッツリ1時間ほど登ると平坦な場所に出て
小鷲頭山の山頂に到着です。ここからは駿河湾の海岸線が綺麗に見えます。鷲頭山の方からはちょっと見えないので、展望はここで楽しんでおきましょう。
更に20分ほど登っていくと
笹の細道となり
「鷲頭山」山頂に到着です。
ここの山頂は展望は期待できませんが、大きな桜の木が数本植っていて、お花見するには良い場所となっています。
ここが鷲頭山唯一の展望です。この日の最高峰なんですが、ちょっと寂しい感じでした。

鷲頭山〜多比口峠〜大平山

沼津アルプスで一番高い場所に立つことができたら、反対方面へ降って、最後のピーク「大平山」へ向かいます。

ここからの降りの急坂が今回の山行の核心部と言ってもいい難所で、滑りやすい粘土質の降り一辺倒に降って行くことになります。

ガイドロープはしっかり整備されていますが、むしろ、それが仇となって新旧のロープが入り乱れる場所でもあります。

誤って古いロープに身を預けないよう、良く見て使うようにしてください。

急坂区間を通過したら、続いては細尾根区間に入っていきます。

両側が切り立った尾根道で、今までに比べると道幅が細く慎重さを求められます。

そうは言っても、掴む木々や岩は多いですし、不安定な岩場のほとんどはコンクリートで固められているので、それほど難易度は高くありません。

ちょっと腰を落として進むくらいでよいのかもしれません。

細尾根区間をクリアして、最後っぺの急坂を登ると「多比口峠」の十字路に出てきます。

ここから多比の海岸線に降りることができるのですが、折角なので「大平山」の山頂にも足を運んで、沼津アルプス完全踏破してから下山することとしましょう。

そうは、いっても「多比口峠」からは10分もあれば到着できると思うのでご安心ください。

「大平山」の山頂は少し広めの広場になっていますが、眺望を得られる場所は限られます。

軽く眺めを確認したら、来た道を戻って下山することにします。

ギャラリー

「鷲頭山」山頂は、眺めが楽しめないので早々に先に進みます。
石灯籠に括り付けられていたお馬さんのような不思議な人形。この子、なんだべね。
粘土質の滑りやすいコンディションの急坂を降ります。
ガイドロープをフル活用して降っていきます。
この次に控える「大平山」とおぼしきピークを眺めながら降っていくと
沼津市街地がちょっとだけ見えました。
更に降って
多比口峠行きの道案内が見えてきたら右へ曲がっていきます。
ここからウバメカシの林になるそうでなるべく根っこを踏まないように進みます。
といっても、ここからは足場がゴツゴツした細尾根に入っていくので、気持ち避ける程度に留めて進みます。
こんな感じにゴツゴツした尾根を進んでいくことになるのですが
こんな感じに要所要所、コンクリートでガチガチに固めてあるので、足元安定はしています。
途中のひらけた場所から、もう一度、沼津の市街地への眺望が得られました。
振り返ると「鷲頭山」の山頂も見えますね。
どんどん降っていきましょう。
こんな大きな岩を迂回して
岩岩な尾根を進むと
今度は反対側に淡島が一瞬見える場所がありました。ぽこんとかわいい形の島です。
ロープ付きの登り返しを登ると
多比口峠に到着です。ここまでこれば「大平山」山頂までは10分程度です。
最後の急坂を登り切れば
沼津アルプスの東端「大平山」に到着です。
ここにはベンチが一基置いてあって、正面に少しだけ麓への眺望が開けています。
ここから、大嵐山(日守山)へ向かう尾根道を沼津奥アルプスというらしいですが、一部に私有地を含むようなので、わたしはこの先には進まないことにしています。そんなわけで、今回の沼津アルプス縦走もここまで。あとは、多比口峠まで戻って海側に下山していくことにします。

大平山〜多比口峠〜東海バス「多比停留所」

「大平山」の山頂からもと来た道を戻り「多比口峠」からは、南方面の「多比」に向かって降ります。

最初の方こそ山道が続きますが、10分も降れば林道に変わり、そのまま20分ほど降れば多比の登山口まで降りてくることができます。

後は、民家の間を抜けていき大通りを左折したら「多比停留所」に到着です。

ここからは、概ね1時間に一本の割合で「沼津駅」もしくは「伊豆長岡駅」まで向かう路線バスが出ています。

最終便も20時近くまであるので、多少遅くなっても帰路に困ることはないでしょう。

歩いて5分の場所に、多比港新護岸という名前の海が見える場所があるので、バスの待ち時間はそちらで海を眺めてから帰るというのも悪くありません。

参考にしてみてくださいね。

ギャラリー

ここから、きた道を戻ります。
急坂を降って
多比口峠まで戻ったら、海側の麓、多比に向けて下山します。
穏やかな坂道を進んでいくと
バス停まで25分の案内が立っていて
ここから傾斜のある林道を降っていくことになります。
しばらく降っていくと
分岐地点が見えてくるので右を進みます。
黙々と10分ほど降れば、多比の登山口まで下山することができました。
ここからは海を眺めながら民家の合間を縫っていきます。
振り向くと、鷲頭山や大平山が聳え立っている様を見ることができました。
だんだんと民家が増えてきて
ちょいちょい自家用車とすれ違うようになってきたところで
車の往来の多い道に合流です。
ここを左折してすぐのところが「多比停留所」となるのですが、バスの時間に余裕があったので海を眺めて時間を潰すことにしました。
ここを登っていくと
多比港新護岸に到着です。ここは良質な釣り場になっているようで、釣竿垂らしている方が数人いらっしゃいました。
淡島も正面に見えています。
ちょこっとだけみえるのは多比の港でしょうか。
海まで進んで覗き込んでみると、緑色に透き通って綺麗な色をしていました。
30分ほどぼんやりと海を眺めたところで、バス停に向かいます。
大通りに出たら右に曲がっていくと
多比停留所に到着です。ここから「沼津駅」に戻れるのですが、今回は伊豆の国市へ進んで、お風呂に寄り道していくことにします。

おまけ

今回は、伊豆の国市に寄り道して、長岡南浴場という公共浴場に立ち寄ってみました。

公共浴場だけあって、入浴料400円と温泉施設にしては格安で、別料金の石鹸をつけても450円なのは大変たすかるところ、シャンプーが無いのが辛いところでしたが、キシキシさせながら石鹸で洗って急場は凌ぎました。

脱衣所の温泉分析表を読むとアルカリ性に強い泉質のようだったのですが、浴槽に使ってみてもヌルヌルすべすべするほどでも無く、クセのない入りやすいお風呂といった感触でした。

内風呂一つだけで、脱衣所もこじんまりしていましたが、入浴料の安さを考えたら妥当といったところでしょう。

そんな感じに満足して立ち去ったのですが、後々調べてみると、ここ長岡南浴場は、1ヶ月ほど前にレジオネラ菌2倍の検出で数日前まで休館になっていた浴場だったようです。

番頭さんが盛んに体洗ってから湯船に浸かるよう言っていたのは、このことが原因だったのかなあ。

何はともあれ、浴槽は滑り感なんて無かったし、今のところ体調不良も出ていないので、2023年4月1日現在、除菌はうまくいっているのだろうと思います。

長岡南浴場の泉質などの詳細は、以下の記事にまとめてます。合わせて読んでいってくださいね。

ギャラリー

公共浴場の長岡南浴場です。全然気が付かなかったのですが、1ヶ月前にレジオネラ菌異常検出で運営を取りやめていたみたいです。でも、浴槽がぬかるんでいることはなく、そんな危険な香りはしませんでした。唯一気になったのは、源泉掛け流しを謳っている割には、注ぎ込まれるお湯の量がチョロチョロ過ぎてて、全然溢れるに任せる感じではなかったところでしょうか。源泉掛け流しの定義は結構ゆるいようなので、このレベルでもOKなのがちょっと微妙な感じでした。まあ、普通の銭湯だと思って入れば気にならないので良しとします。
お風呂で温まったところで、ちょっとだけ周囲を散策してから帰ることにしました。気になるスナック。随分と自虐的です。
懐かしい感じの遊戯場。パチンコとなってますが、店の中を除いてみたところ射的場のようでした。
その後、バスに乗って伊豆長岡駅まで進んで、伊豆箱根鉄道で帰路につきました。お疲れ様でした。

まとめ

香貫山でお花見したついでに沼津アルプスを縦走した時の様子でした。

香貫山は、沼津市街地から気軽に登れる高台ですが、桜の名所でありつつ、山や海への展望も抜群な、とても恵まれた里山です。

単独で登っても十分楽しめるところですが、横山から鷲頭山、太平山まで繋げて沼津アルプス縦走すれば、登山経験者でも歯応えを感じるくらいの本格的な縦走登山も楽しむことができます。

少々歯応えがありすぎるきらいもありますが、どの山も市街地に隣接しているため、1時間もかからずに下山できるルートが豊富に設定されているので、是非、気負わずにチャレンジしてみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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