ここ最近、登山用品ブランドの数は増え続ける一方です。
このたくさんあるブランドから、自分に合ったブランドを探し出すのって、楽しいけれども、大変でもありますよね。
ここでは、登山歴15年になるわたしが愛用している登山用品ブランドについて紹介します。
登山歴15年わたしが愛用している登山用品ブランド15社を紹介
モンベル
わたしが愛用している登山用品ブランド1社目は「モンベル」です。
国内でもトップクラスのアウトドア総合ブランドで、このブランドだけで登山に必要な各種アイテムやウェアは一通り揃います。
また、登山用品に限らず、サイクリングやカヌーなど他のアウトドアスポーツに関するアイテムも豊富に揃えています。
そして、一番の特徴は様々な独自開発の機能を積極的に自社製品に取り入れているところで、色々と面白そうなアイテムがあってカタログをみているだけでも飽きません。ただ、カタログを見れば見るほど、欲しいものが増えてしまうのが難点といえば、難点です。
わたしが愛用しているモンベル製品
モンベル製品の中では、シェラフとレインウェアを愛用しています。
モンベルのシェラフは、スーパースパイラルストレッチシステムという機能を備えていて伸縮性があります。その伸縮性が体とシェラフとの間の隙間を無くして保温性を上げてくれて、これがとても快適で気に入ってます。
ダウンハガー800 #0(冬山用)
ダウンハガー800 #3(3シーズン用)
モンベルのレインウェアには、有名なストームクルーザーというウェアがあります。様々な機能が盛り込まれた高性能なレインウェアでありながら、他のブランドよりも低価格でとても人気のあるウェアです。
わたしも、登山を始めた時にこのストームクルーザーを購入し、未だに利用しています。流石に15年以上使っているので、足元に穴が空いているところもありますが、修理しつつ今に至っています。
モンベルの製品は丈夫でコスパが良いものが多いのが嬉しいですね。
ストームクルーザー ジャケット
ストームクルーザーパンツ
パタゴニア
わたしが愛用している登山用品ブランド2社目は「パタゴニア」です。
このブランドもアウトドア総合ブランドになりますが、特にウェアが人気のブランドです。
昔からデザイン性の高いウェアを多く出していてタウンユースとしても十分通用します。むしろ、アウトドア用としての性能がプラスされて、そういった点でも人気があるブランドです。一時期、シーシェパードの出資先企業として国内からは嫌厭されたこともありましたが、それでも根強い人気を誇っています。
難点としては、偽物が多く出回っている点でしょうか。
ただ、これも正規店や公式オンラインショップから購入すれば気になることはないでしょう。
パタゴニア製品は大好きなブランドで、登山用ウェアの大部分をこのブランドのウェアで揃えてます。おそらく、死ぬまでこのブランドのウェアを愛用するでしょう。
何がそんなに気に入っているのかと言われてしまうと、完全に趣味です。
登山始めたばかりの頃に見かけた表面が起毛したR2フリースを見かけて一目惚れしてしまい即購入、その後、毎年少しずつ揃え続けて今に至っています。
わたしが愛用しているパタゴニア製品
わたしが愛用しているパタゴニア製品については、別の記事で詳しく書いているので、是非そちらもご覧ください。
https://yamanoblog.com/climbing-middlelayer-r2/
https://yamanoblog.com/climbing-middlelayer-r1/
キャラバン
わたしが愛用している登山用品ブランド3社目は「キャラバン」です。
このブランドも、様々な登山用品を手掛けていますが、その中でも登山靴が有名な国内ブランドです。
60年以上に渡り登山靴を手掛けていて、質実剛健な作りに定評があります。
また、初心者向けに軽量で低価格帯の購入しやすいシリーズも出しており登山始めたばかりの一足目に選ぶのに最適です。
わたしが愛用しているキャラバン製品
わたしもキャラバン製品の中では、登山靴を愛用しています。
日帰りの低山から、冬季の甲信越の山々を歩く時までオールシーズンで使っています。
自分の足に完全にフィットしているということもありますが、とても履き心地がよくて、3年周期で毎回同じ製品を購入して使い続けています。
グレゴリー
わたしが愛用している登山用品ブランド4社目は「グレゴリー」です。
このブランドは、バック専門のブランドで登山用からトレラン用、タウンユースまで様々なバックを扱っています。
中でも登山用の大型ザックについては、ゴツいショルダーハーネスが体にフィットして「背負う」ではなく「着る」ザックなどと言われるほど、フィッティングに定評があります。
難点としては、無駄なポケットが多く、スペック上の容量に比べると実際に格納できる量は少ない点です。体感では8割程度しか入らないように感じるので、できるだけ隙間を作らないようパッキングする必要があります。
それでも、やはり老舗ブランドだけ10年以上使っても穴が開くことなく現役で活躍してくれていて、品質の面では信頼性は高いです。
わたしが愛用しているグレゴリー製品
登山用のザックは、日帰り低山用とテント縦走用の2つ共にグレゴリー製品を使っています。日帰り低山用は「Z38」という製品を使ってますが、廃盤となってしまいましたので、後継の製品を載せておきます。
テント縦走用はグレゴリーの定番「バルトロ」です。
アライテント
わたしが愛用している登山用品ブランド5社目は「アライテント」です。
このブランドは、40年に渡りテントやシェルターを中心としたアウトドア用品を作っていて、信頼のおける製品を世に出しています。中でもエアライズシリーズは登山用テントの定番中の定番で、長く登山をやっている人にこそ人気があるシリーズになってます。
わたしが愛用しているアライテント製品
ど定番ではありますが、テントはエアライズ1と3を同行する人数に合わせて使い分けています。どちらも設営、撤収がとても楽にできるので、雨天の時の撤収なんかに重宝しています。
なお、様々なテントフライが別売されてはいますが、標準装備のフライだけで十分です。テント泊を始めて10年ほど経ってますが、未だに破れることなく使えているので、あと10年はこのままで使い倒してやろうと思ってます。
サーマレスト
わたしが愛用している登山用品ブランド6社目は「サーマレスト」です。
テントマットのパイオニアと呼ばれる定番ブランドで、代表的な製品にはZライトソルというマットがあります。
あなたも見かけたことがあるかと思います。大型ザックの外側に括り付けられたアコーディオン式に折り畳んだのように折り畳めたテントマット。あれがZライトソルです。
その他にも、エア注入型のプロライトというシリーズも出していて、こちらもなかなかの人気シリーズになってます。
わたしが愛用しているサーマレスト製品
ここのブランドの製品で愛用しているのは、代表アイテムのZライトソルです。
少々嵩張るので、ザックの外に括り付けるしかないのが難点ではありますが、エア注入型と違って多少乱暴に扱っても穴が開いてしまう心配が無いので、どんなシーンでも安心して使えるのが気に入ってます。
特徴的な凹凸によってクッション性もあり、テント内ではインナーマット代わりに常時床に敷いて使ってます。
グリベル
わたしが愛用している登山用品ブランド7社目は「グリベル」です。
このブランドは、200年以上の歴史のある老舗中の老舗ブランドで、アイゼン、ピッケルといった雪山を想定した登山用品ではトップクラスの人気を誇っています。
アウトドア用品店で10本刃以上のアイゼンでおすすめのものを聞いたら、十中八九、グリベルのアイゼンを勧めてくるでしょう。
わたしも、同様のことを聞かれたらグリベルを一番に勧めます。
わたしが愛用しているグリべル製品
グリベルの製品で愛用しているのは、アイゼンは当然として、雪山では絶対に信頼を持てるブランドの品を使いたいとの重いから、ピッケルもグリベルの品を使っています。
どちらも、頑丈で取り回しやすくて気に入っています。
EPIgas
わたしが愛用している登山用品ブランド8社目は「EPI」です。
このブランドは、名前にもあるようにガスストーブを製造するブランドです。
世界に先駆けて、ガス缶を土台にした軽量でコンパクトなアウトドア用ガスストーブを販売して一躍有名になったブランドです。
今でも、その人気はトップクラスを誇っています。
わたしが愛用しているEPIgas製品
ここの製品で愛用しているのは、REVO-3700というガスストーブです。このサイズのストーブではトップクラスの火力を持っていて、標高にもよりますが500mlの水であれば5分待たずに湧かすことができます。
また、トロ火もできるので炊飯から炒め物まで色々な調理に重宝しています。
難点としては、発火装置が早い段階でヘタれてしまってライター常備になってしまった点と、ガス缶なので山行中に使い切るのが難しく、中途半端にガスが残った缶が家に増えてしまう点です。
ただ、どちらも他ブランドのガスストーブでは起こり得る点なので気にしないで使ってます。
その他には、クッカー類もEPIgasの製品を使っています。チタン製で軽くて丈夫なので様々な調理に使いつつ、そのまま食器としても流用しています。
スノーピーク
わたしが愛用している登山用品ブランド9社目は「スノーピーク」です。
このブランドは、主にキャンプ用品を販売しているブランドで、テントやタープを始め、テーブルやイス、キッチングリルやキッチン用品など多数のキャップ用アイテムを世に出しています。
そして、新潟県三条市の本社に直営のキャンプフィールドを併設させて、そこで様々な自社製品をレンタルして試してもらうといったユニークなアイデアを持った国内ブランドです。
わたしも一度行ったことがありますが、とても広大な敷地で気持ちの良いキャンプ場で親子連れに大人気でした。併設している直営ショップもアイテムが豊富でこんなものまで作っているのかと、長い時間楽しませて貰いました。
あなたも機会があったら、是非足を運んでみるといいですよ。
わたしが愛用しているスノーピーク製品
スノーピークの製品で愛用しているのは、チタン製のコップです。
軽くて丈夫で、取手が畳めるので収納もラクでとても重宝しています。
トランギア
わたしが愛用している登山用品ブランド10社目は「トランギア」です。
アルコールバーナーとメスティンで有名なブランドで、特に後者については「山と食欲と私」という人気漫画にも登場してさらにメジャーになりました。
また、これはわたしの山友の発言ですが、トランギアの出しているアルコールバーナー用調理器具のストームクッカーという製品が秀逸で、これ一つで炊飯から鍋物、焼き物に至るまで美味しく調理できるとのことでした。
わたしが愛用しているトランギア製品
トランギアの製品で愛用しているのは、メスティンになります。
アルミ製の長方形の弁当箱みたいな特徴的なクッカーで、標高の高いところでも無難に炊飯できるので、テント泊のときに好んで持って行ってます。
使い始めのシーズニングが多少面倒ではありますが、その労力に見合った働きをしてくれてます。
それと、四角い形が意外とパッキングしやすくて助かります。
THERMOS
わたしが愛用している登山用品ブランド11社目は「THERMOS」です。
このブランドは、登山用品というわけではなく魔法瓶のパイオニアとして名が通っていますが、山専ボトルという登山に特化した製品を出しているということで取り上げました。
ちなみに、ブランド名の読み方ですが「サーモス」と「テルモス」の2種類がありますが、前者は英語読み、後者がドイツ読みとなっていて、どちらもおなじ「THERMOS」を指します。
わたしが愛用しているTHERMOS製品
THERMOSの製品で愛用しているのは山専ボトルの900mlサイズです。
保温性は当然として保冷性にも優れているので、山行の際のセカンドボトルとして夏場は氷水、冬場は熱湯を入れて常時持ち歩いています。
また、テント泊のときには、朝食用のお湯を就寝前に沸かして詰めておくことで、翌朝の食事時間の短縮に活かしたりしてます。
わたし個人としては、カップが不要と思っているのですが保温性や強度を上げるためには必要なんだろうと勝手に解釈してます。
ナルゲン
わたしが愛用している登山用品ブランド12社目は「ナルゲン」です。
このブランドは、登山を始めとしてさまざまな用途に使える丈夫なプラスチックボトルを取り扱っているブランドです。半透明のボトルにスクリュー型の蓋がついているだけの単純なもので、そのため水筒以外にもお菓子や食材、着替えなんか入れて持ち歩く人もいます。
サイズもさまざまなものがあって、用途にあったものを複数持ち歩いているなんて人もいました。
わたしが愛用しているナルゲン製品
ナルゲンの製品で愛用しているのは、500mlサイズの広口ボトルです。これに、行動食兼おつまみ用のミックスナッツを詰めて使ってます。
最初のうちは移動するときに、カシャカシャうるさく感じましたが、今では慣れてしまいました。
かなりの高さから落とさない限り割れる心配もないので、その点には安心して使っています。
プラティパス
わたしが愛用している登山用品ブランド13社目は「プラティパス」です。
このブランドは、小さく丸めてコンパクトにすることのできる軽量水筒を取り扱っているブランドです。そして、水筒と組み合わせた優れたハイドレーションシステムを提供しています。
そして、最近ではワイン用のプラティスというのを出しています。
小さく畳めるプラティパスの特製を活かすことで、開封後のワインでも空気を抜いた状態で保存できるので酸化せずに風味を長持ちできるというのが売りだそうです。
わたしが愛用しているプラティパス製品
このブランドで愛用しているのは1,000mlサイズの水筒です。
日帰り低山の時には1枚、テント泊の時には同サイズを2枚に予備の水を入れて持って行ってます。下山後、余った水を捨てて丸めることで、ザックの中におみやげを入れるスペースが作れるのでとても助かってます。
SUUNTO
わたしが愛用している登山用品ブランド14社目は「SUNNTO」です。
スキューバダイブやアウトドアといった過酷な環境に適応できる腕時計を提供するスポーツウォッチブランドです。高性能でデザインも良いので、世界中にファンを持つ人気のブランドです。
わたしが愛用しているSUUNTO製品
このブランドで愛用している製品は、SUUNTO COREの旧版です。
ボタン電池なので、電池切れには気をつけないといけないですが、登山を始めた時に購入しているので15年以上使っていることになりますが、今でも正確に時を刻んでくれています。
大きなデジタル文字も見やすくて気に入っている点です。
SEA TO SUMMIT
わたしが愛用している登山用品ブランド最後15社目は「SEA TO SUMMIT」です。
海から山頂までという名前の通り、様々なアウトドア用品を取り扱っていてハンモックなんて製品も取り扱っている総合ブランドです。
わたしが愛用しているSEA TO SUMMIT製品
このブランドで愛用している製品は、様々なサイズの防水スタッフバックです。わたしは物忘れが激しい方なので、よくザックの中でものを無くしてしまってました。そこで、衣類は赤、食料は黄色、電気用品は青といった具合にカテゴリごとに色分けしたスタッフバックに入れてからザックに詰め込むようにして、どこに何が入っているのか把握できるよう仕分けのために使っています。
まとめ
登山用品をあつかうアウトドアブランドは星の数ほどあります。
その中で、あなたにあったブランドを選び取るには、結局は手に取って実際につかってみるしかないです。
そのときに大事なのは、最初は奇をてらわずに定番ブランドのものを使って基礎知識を蓄えることです。
そうすれば、自分の中に判断基準ができあがっていくので、その基準を超えている製品を取り扱っているブランドを探すことで、自分の気に入ったブランドを見つけることができます。
あなたにあったブランドみつかるとよいですね。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
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