山行の記録|西伊豆の土肥港から恋人岬まで歩いてみました

土肥の「恋人岬」というと、西伊豆エリアの人気観光スポットの一つです。

最寄りのバス停から富士見遊歩道、ボードウォークと海を眺めながら歩いて到達する岬の先っちょからは、富士山、駿河湾、南伊豆の海岸線と、開放感のある海への眺望を楽しめます。

また、「恋人岬」という名前にちなんだカップル向けの設備が数多くあって、特に若い男女に人気のスポットになっています。

そんな、ぼっちには敷居の高そうな場所ですが、西伊豆歩道廻り崎コースに組み込まれていたので、西伊豆歩道巡りの一環として、訪れてみました。

海への絶景で有名な恋人岬に行ってみたいものの、一緒に行ってくれる人が居ないので、ちょっと腰が引けているようなら、この記事を読んでもらえれば、一人訪れても全然苦にならないことがわかるかと思います。

また、おまけとして土肥の海岸線で眺めた夕陽も乗せておきましたので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

https://twitter.com/syo1_yamanoblog/status/1703340797771628938

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2023/9/17

天候:晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:

東海バス「土肥温泉停留所」〜土肥海水浴場〜富士見園地〜富士見駐車場〜里山園地〜米崎港〜恋人岬〜大早山〜東海バス「小峰停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」から、東海バスで「土肥温泉停留所」へ向かい、スタート

(帰)「小峰停留所」から、東海バスで終点「修善寺停留所」へ向かい、伊東箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」から帰路へ

概要

西伊豆歩道(にしいずほどう)

西伊豆歩道にしいずほどう」は、静岡県沼津市大瀬崎から西伊豆町の堂ヶ島まで続く全長約49kmの長い遊歩道です。

フルマラソンよりの長い距離ということで、なかなか敷居が高く感じますが、10コースに分割されているので、その日の天候や自分のコンディションに合わせてチョイスできるため、歩きやすいコースと言えるでしょう。

  • 大瀬崎コース
  • 井田コース
  • 戸田・舟山コース
  • 小土肥コース
  • 通り崎コース
  • 丸山コース
  • 廻り崎コース
  • 今山コース
  • 燈明ヶ崎コース
  • 堂ヶ島コース

また、各コースには、観光スポット、展望スポットがたくさん設定されていますので、それらを巡りつつ楽しくウォーキングできるのも魅力的です。

特に、西伊豆は夕陽が綺麗なスポットが豊富にあるので、夕暮れの時期に合わせてプランニングするととても満足度が高いと思います。

注意点としては、路線バスの最終時刻が17時台と早いことと、台風の通り道のため、道が荒れて通行止めとなっている区間が多い点でしょうか。

このため、事前の確認をしっかりと行ってから赴くのをお勧めします。

関連リンク

伊豆市および西伊豆町の観光案内HPにコースマップの一部が公開されています。プランニングの際にご活用ください。

恋人岬(こいびとみさき)

「恋人岬」は、静岡県伊豆市にある観光スポットです。

岬の突端にある展望台は、東方面を除いた三方に開けており、北方面には駿河湾を隔てて富士山や富士市街地、西方面には南アルプスや清水港、御前崎、南方面には、今山や雲見などの南伊豆へ続く海岸線を見通すことができます。

また、名前の由来となった逸話も残っており、伊豆市の観光案内には以下のような説明文が掲載されています。

恋人岬の名前の由来は、この地に伝わる『福太郎』と『およね』の恋愛伝説にあります。

土肥の朝市で出会った福太郎とおよねですが、事情で遠く離れてしまいました。

ある日、愛しい福太郎を想うおよねの元に神様があらわれ、2つの鐘を渡しました。

2人が1つずつ鐘を持ちあい、福太郎が漁船で恋人岬の沖を通る際に、およねが岬に立ち、お互いに3回ずつ鐘を鳴らして愛を確かめ合ったのだそうです。

引用:伊豆市観光情報サイト「恋人岬」

そんな恋人にまつわる場所ということで、岬の先端には3回鳴らすと想いが叶う「愛の鐘」が設置されていたり、岬まで続くボードウォークに「手をつなぐみち」という名前が付いていたりと、カップル向けの様々な仕掛けが施されており、デートスポットとしてとても人気があります。

しかし、カップルだらけの場所かというと、そうでもなく、わたしが訪れた時も素晴らしい展望を眺めに家族連れの観光客や、一人カメラ片手に訪れる方なども散見されました。

そもそも、目的は絶景を楽しむことなわけなので、どんな人が訪れているかを気にするような人は皆無な状況ですので、安心して訪れてみてください。

なお、富士見遊歩道やボードウォークは歩きやすいように工夫はされているものの、アップダウンがあるので、踵の高い靴は厳禁です。

特に西伊豆歩道から訪れる場合は、普通に山道を通過することになります。一部崩壊気味の場所も通る山道を通過してくることになるので、登山靴やトレランシューズといったグリップ力のある靴をお勧めします。

関連リンク

伊豆市観光情報サイトの恋人岬のページを載せておきます。参考にしてみてくださいね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 12709 m
最高点の標高: 165 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 1066 m
累積標高(下り): -957 m
総所要時間: 05:45:09
Download file: climbing-record-20230917.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • 土肥海水浴場
  • 恋人岬
土肥海水浴場(といかいすいよくじょう)

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「土肥海水浴場」です。

弓状に緩く湾曲した砂浜の続く大きめの海岸で、全長700mあると言われています。

ここからは、非常に開放感のある海と空の眺めを楽しむことができます。

特に、夕暮れ時は、海面に夕陽が反射して出来るサンロードがとても綺麗で土肥温泉に宿泊しているであろう観光客がお散歩のついでに眺めていくようです。

注意事項としては、夕陽に夢中になって最終便のバスを逃さないようにする点でしょうか。

秋から冬にかけて、日の入り時刻が短くなってきたらゆっくりと立ち寄ってみたいところです。

ギャラリー

土肥海水浴場です。結構、広い砂浜が広がってます。意外にも西伊豆で最大級の広さなんだそうです。
そして、フェリー乗り場が近いので、タイミングが合えばフェリーの出航を眺めることができます。ちょっと、この日はタイミングが合いませんでした。
天気に恵まれれば、対岸に南アルプスが見えたりするようです。残念ながら、この日はこれも見えませんでした。
漁港が近く、釣りしている人も多いです。
西伊豆といえば夕陽ですが、土肥の海岸線からも素晴らしい夕陽を眺めることができます。なお、路線バスの最終時刻は17時50分ぐらいなので、夕陽に見惚れて乗り過ごさないようにご注意くださいね。
恋人岬(こいびとみさき)

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「恋人岬」です。

前出のとおり、ここからは北に富士山や富士宮市街地、西に南アルプスや清水港、御前崎、南には雲見へと続く海岸線と絶景を楽しめる展望スポットにもなっています。

ここも夕暮れ時が、さらに素晴らしいようで西の海岸線に沈んでいく夕陽や残照に照らされる周囲の景色は心に残るものだと言われています。

また、岬の先端まで進む遊歩道からも海が見えるので、岬を行き来する際もゆっくり周囲を楽しみながら歩いてみてくださいね。

ギャラリー

恋人岬からの海の眺めは大変素晴らしいです。ボードウォークの最終階段を登り切ったときに見える海への開放感は癖になることでしょう。ぶっちゃけカップル率は高いですが、自分ら以外は見えてないので、おっさんぼっちでもヨユー、ヨユー。(ピキピキ)
こんな感じの高台もあり、乗っかるとさらに開放感がアップします。
展望の方は、こんな感じです。まずは北方面。富士山の足元に富士宮の市街地が広がってます。
西方面は、清水港だと思うのですが、うっすら港がみえました。
西南方面まで目を移すと御前崎と思われる先端が見えてます。
南方面は、ちょっと入り組んでいて正面に今山、その奥に雲見崎の先っちょと烏帽子山がみえました。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありません。

車道を進む区間もありますが、路側帯が設定されているので、注意して歩けば問題は無いでしょう。

注意した方が良さそうな区間

特になし

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

山行中のコンディション

  • 天候晴れ
  • 気温:30〜33℃
  • 活動場所:標高0〜200m

行動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

停滞時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

公共機関移動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:薄手の手袋

今回は、スタートからゴールまで半袖Tシャツで活動しました。

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年はお彼岸近くになっても残暑が続いていて、この日も気温は30℃を超える蒸し暑さ、目に汗が入るぐらい大汗を流す1日となりました。

電車や路線バスは空調全開なので、外気との温度差が激しく、薄手の長袖Tシャツを羽織って丁度良いくらいでした。

以下の記事にわたしが里山登山(最近は海辺のウォーキングが多いですが)に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始めの9時ごろの気温は30℃。最初の方は樹林帯を歩くことになったので、かなり蒸し蒸ししていました。
12時ごろの気温は31℃。富士見駐車場へと登る途中の海岸近くでしたが、風が少なくて蒸し蒸し感は衰えない感じでした。
お風呂上がり17時30分ぐらいの気温です。夕方の方が気温が高く34℃まで上がってました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、東海バス「土肥温泉停留所」からのスタートとしました。

土肥海水浴場の波打ち際を散策してから西伊豆歩道を南下、恋人岬へと向かうプランとしました。

そのようなわけで、「東京駅」からのアプローチは次の通りとなります。

  • 「東京駅」から、JR東海道線沼津行きに乗り込み、「三島駅」へ
  • 「三島駅」から、伊豆箱根鉄道駿豆線すんずせんに乗り込み、終点の「修善寺駅」へ
  • 「修善寺駅」から、東海バス松崎行きに乗り込み、「土肥温泉停留所」へ

スタート地点となる「土肥温泉停留所」から海へと向かう途中、徒歩1分のところに公衆トイレがあります。

比較的新しいおトイレなので、まずはこちらに立ち寄って行くと良いでしょう。

身支度は、同バス停の待合ベンチを使うか、道路反対側に立つ土肥観光案内所のベンチをお借りすると捗るでしょう。

諸々準備できたら、まずは海岸線に出ることにします。

ギャラリー

午前5時の東京駅の様子です。9月中旬にもなると、この時間でも暗い感じです。
沼津行きの始発が到着したので、最後尾車両に乗り込みます。三島駅のホーム階段は概ね9号車両あたりになるので、最後尾だとスムーズに乗り換えできます。
三島駅でお乗り換え。相変わらずの混雑っぷりの中、南口改札へと向かいます。
改札前のおトイレです。駅構外にもおトイレありますが、ちょっと歩くので緊急時はこちらをお借りすると良いでしょう。
東京駅からSuicaで移動してきた場合は有人改札で精算が必要です。自動改札では出れないので注意です。
精算が終わったら、構外へ出て右へ進みます。
バスロータリーを通過して
伊豆箱根鉄道の三島駅へと入ります。
伊豆箱根鉄道はSuicaで通過できないので、紙の切符を購入してください。
伊豆箱根鉄道駿豆すんず線はラッピング車両が多いんですよね。この日もこんな感じの車両でした。
こんな感じに車窓にもガッツリとキャラクターが描かれているので
車内からの眺めはすこぶる悪いです。仕方ないですね。
流石に先頭車両の眺めは確保できてますが
自転車置き場にもなっているみたいなので、輪行の方々が陣取っていることもあったりします。
30分ほど乗車して終点の修善寺駅に到着です。まずは、おトイレに立ち寄るべく西口へと向かいます。
修善寺駅から、今回のスタート地点「土肥温泉」まで概ね1時間ほど掛かるので念の為寄り道しておくのが良いです。
おトイレを済ませたら南口のバスターミナルへと向かいます。
タクシー乗り場を通過すると
バス案内図があるので、乗り場を確認です。土肥温泉行きは4番のりばのようです。
ここでしばし待機です。
バスが到着しました。運転手さんに撮影許可をもらって一枚。電光掲示板がちらつくのはiPhone特有なのかな。Liveモードで撮影すると良いみたいですがいつも忘れてしまうんですよね。
乗車1時間、土肥温泉停留所に到着です。待合ベンチをお借りして身支度を整えると良いでしょう。

東海バス「土肥温泉停留所」〜土肥海水浴場

「土肥温泉停留所」を後にしたら、松林を横切って海岸線に進みます。

ところどころ芝生の生えた砂浜を歩いて行くと、ホテルの隣接する区間に入り、そこを抜けるとコンビニの前に出ることができます。

そして、コンビニ前の横断歩道を渡って3分ほど歩くと、西伊豆歩道の案内とともに歩道への入り口が見えてきます。

入るところから倒木や蜘蛛の巣で行手を遮られますが、うまく隙間から突入していくことにしましょう。

ギャラリー

正面に観光案内所があります。
ちょっと内陸方面に進むと足湯がありました。
手を入れてみたら、結構あっついです。
手湯なんでのもありました。せっかくなのでおててを洗ってから出発です。
観光案内所を超えていくと、松林への入り口があったので入ってみます。
おトイレがあって
林の中を進むと
海岸線への出口がありました。
海岸線に設置されている遊歩道を進みます。
砂浜が見えてきました。多分、近くのホテルの宿泊客と思われる方々が海辺で遊んでました。
砂浜を突っ切ります。南伊豆の砂浜と違って湿っているので歩きやすいです。
浅い河口があったので渡渉します。
ホテルの裏を進んで
道路に出ます。
橋を渡ると
コンビニの前にでました。輪行の方々が準備していました。西伊豆や南伊豆はサイクリング組が多いです。半島一周とかしてみたいですね。
コンビニ前の横断歩道を渡っていくと
ジオパーク案内板があって
西伊豆歩道への入り口がありました。倒木が邪魔してたので脇っちょから侵入します。

土肥海水浴場〜富士見園地

伊豆歩道に入ると10分ほど急坂が続きます。

時折、木々の隙間から見える海岸線を横目に登って行くと、フェンスのある区間に入り通り崎のバス停へ下る分岐がみえてくるので通過して八木沢方面へと進んでいきます。

ところどころに石組みのある樹林帯を進んでいくと、東屋が見えてきて「富士見園地」に到着です。

富士見という地名ではありますが、特に展望は無く、昔の石道標が建つだけの場所です。

特に疲れていないようなら、通過してしまいましょう。

ギャラリー

コンクリートの階段を登っていくと
枯れ枝の山があったのでバキバキ踏みつけて進みます。
土肥の海岸線を横目に、高度を上げていきます。
と言っても100mも登らないうちに平坦な道になりました。
もう一度、階段を登っていきます。
西伊豆歩道は、道は荒れ気味ですが、道標は多いので迷うことはなさそうです。
落石に注意しつつ進むと
金網の貼ってある場所につきました。
金網の外は崖になっているので寄りかからないのが良さそうです。
分岐が見えてくるので、八木沢方面へと進みます。
シダ系の植物をかき分けて進むと
何かの石像があって
さらに進むと
ちょっとした広場が見えてきました。展望は全く無いので通過します。
樹林帯を淡々と進んでいくと東家が見えてきました。ここが富士見園地になるみたいです。特に富士山は見えなんですけどね。
近くにあった説明文です。昔は追い剥ぎが多い場所だったみたい。おっかないですね。
石道標を眺めて先へと進みます。

富士見園地〜富士見駐車場

「富士見園地」を通過したら降りに転じます。

少し傾斜のある山道を降っていくと林道に合流し、そこから5分ほどで、八木沢の海岸線に出てきます。

この辺りから富士山が少しだけ見えるようになってくるので、時々振り返ってみると良いでしょう。

ここからは丸山城方面に向かって進みます。

村落の中を進み、その後に防波堤の脇を進むと丸山城への入り口に到着です。

この先に展望地があるようだったのですが、入り口を塞ぐ藪が強烈だったので、今回はパスしました。

冬場の木々が枯れたころに再訪してみようと思います。

そのまま海岸線を直進し、民宿の脇にある細い道から国道136号に出ると「富士見駐車場」が見えてきます。

この駐車場には、小さな展望台があって富士山と土肥の港を眺めることができます。

なかなか人気のスポットのようで、この日も3組ほど車で乗りつけた観光客が盛んにシャッターを切っていました。

邪魔にならない程度に眺めたので次のスポットへと向かいます。

ギャラリー

ここからは降りに転じます。
チラチラと海を眺めつつ降っていくと
林道に降りることができました。
坂道を降っていくと
海が見えてきました。
案内板があったので、現在地を確認です。八木沢あたりのようです。
海岸に向かって車道を渡ると
青い海が見えてきました。
富士山の頭も見えてきました。
9月中旬ですが、夏っぽい雲です。
頻繁に漁船が行き来する場所でしたが
進行方向に漁港があるようでした。
民宿の脇を進みます。
神社を通過したあたりで
足元の案内に従って右折して
あとはまっすぐに進みます。
田んぼの間を縫うよに進んで
車道に合流です。
右へ左へと海岸方面に向かって進みます。
小さな橋を渡ると
水門が見えました。
橋を通過して民宿の前を進みます。
少し進むと綺麗なキャンプ場がありました。
お天気が良い日なので、満員状態のようです。キャンプブームも下火といいますが、まだまだ人気のように見えます。
ようやく海岸線に出たので、海の脇を進みます。
歩きながら富士山が見えたり
土肥の海岸線が見えたりして進んでいくと
丸山園地への入り口がありました。
覗いてみたのですが、かなり蜘蛛の巣が張ったげっそりな状態だったので、今回は遠慮してしまいました。
海岸線を進んで
行き止まりまで来たら、内陸へ向かう小道を進みます。
葉っぱをかき分けて登っていくと
大通りが見えてきて
国道136号に合流です。
南へと進むと
富士見駐車城がありました。ここから富士山を眺めて写真撮影すると良さそうでした。

富士見駐車場〜里山園地

富士見駐車場からは、国道136号を歩きます。

後日確認したところ、ここにも山道が伸びていたようなのですが、入り口を見落としてしまい路側帯を進むこととなりました。

高い位置から海岸線を見下ろしつつ南下して行くと「里山園地」へと向かう坂道が見えてくるので、そちらを登ります。

村落の合間を縫って、登って行くと柵で閉じられた水槽のある場所に到着です。

柵は閉じられて通行止めにでもなっているのだろうとそのまま引き返してしまったのですが、どうも、その脇をすり抜けられたようです。

ここも、次回訪れたときに通過してみようと思います。

ギャラリー

富士見駐車場を通過したら、国道136号を南下します。
いくつかの橋を通過していくと
大久保のバス停が見えてきて
里山園地への坂道があったので登っていくことにしました。
階段を進み
道標に沿って歩きます。
熊野神社があったので寄り道です。
ご挨拶をしたら更に坂道を登ります。
このあたり入り組んでますが、道標はあるので、それに沿って進む感じでしょうか。
どんどん登っていくと
おトイレが見えてきて
更に登っていくいくと
水槽前に到着しました。ここで通路が終わっているようにみえたので引き返してしまったのですが、どうもこの脇に登る道があったようで、その先に展望台があったんだそうです。次回はそこまで行ってみないとですね。

里山園地〜米崎港

里山園地に未達のまま、国道136号に戻ります。

しばらく道なりに進んでいき、郵便局を通過したあたりで、西伊豆歩道廻り崎コースへの案内板の立つ枝道が見えてきます。

そちらに折れて、坂道を下って行くと、おかる滝という細い滝が見えてきて、さらに降ることで「米崎港」に到達できます。

この港は、漁業関係者以外は立ち入り禁止のようで、堤防まで出ることはできませんでしたが、恋人岬を下からながめるような感じに海岸線を眺めることができました。

ここからは、集落を通過して山道に入る流れとなります。

ギャラリー

きた道をどんどん降ります。
途中から車道を降りていくと
大通りが見えてきて
国道136号に合流します。
そのまま南へと進みます。
最福寺を通過して
郵便局を通過すると
海岸方面へ降る分岐があるのでそちらへ入ります。
案内図の脇を進むと
海岸線が見えてきました。
どんどん降りて
祠の前を右折します。
海へ向かって降っていくと
おトイレがあり
更にくだると米崎港へ到着です。ここは関係者以外立ち入り禁止のようなので、その手前から海を眺めます。
ちょっと曇ってきてしまいましたが、なかなかの眺めです。
恋人岬の方からはカンカンと鐘を鳴らす音が聞こえていました。

米崎港〜恋人岬

「米崎港」を後にして、集落の間を縫って登っていきます。

しばらく村道を進むと、「恋人岬」へと登る山道への入り口が見えてきます。

台風の影響か、大量の倒木、倒竹を跨いで進むと、恋人岬の駐車場へ向かう道と、岬の先端部へ向かう道とに分かれます。

何年か前は、岬の先端へ向かう道は閉鎖されていたそうですが、今は閉鎖されていないようだったので岬の先端へ向かって進むことにします。

途中の倒竹区間を通過して、少し崩れ気味なトラバース道を進んでいくと、ボードウォークの直下に出ることができ、そのまま、岬の先端へと進むことで「恋人岬」展望台に到着できます。

さすがは人気の展望スポットという感じに、ここだけ華やかな雰囲気となっていましたが、展望の良さにかまけて長いさせてもらうこととなりました。

記念撮影などをお手伝いした後は、西伊豆歩道廻り崎コースの残り数kmを消化していくことにします。

ギャラリー

港を後にして、村落の間を進みます。
急坂を登り
道標に沿って進みます。
恋人岬へと続く山道が見えてきたので、そちらへと入っていきます。
車道行き止まりの表札を通過すると
倒竹で先が塞がれていました。仕方ないので崩れないようにかき分けて進みます。
なんとか先へと進んでいくと、駐車場と恋人岬との分岐があったので、恋人岬方向へと進むみます。
先ほどよりは軽めの倒竹を処理して
トラバースっぽい道を進んでいきます。
笹をかき分けつつ進んでいくと
ボードウォークの下に出てきました。
階段を登ると
先ほどとは打って変わって歩きやすいボードウォーク上を歩くこととなりました。
最後の階段を登り切ると
恋人岬に到着です。富士山も見えていて良い感じです。

恋人岬〜大早山〜東海バス「小峰停留所」

「恋人岬」からは、ボードウォークを辿って駐車場方面へと進みます。

途中の富士見展望台に寄り道したら、「小峰停留所」方面へと折れて進みます。

ここからはまた山道に変わって進んでいくこととなります。

階段を登ってすぐに三角点が見えてきて「大早山だいかんやま」山頂に到着です。

展望皆無なので、ささっと通過してしまいましょう。

その後は、傾斜の急な降り階段を降っていくことになります。

時折、木々の間からみえる青い海を楽しみつつ進むと展望所と思われるベンチが見えてきますが、木々に覆い隠されて展望は皆無でした。

そのまま、東家まで進み、さらに山道を進むと舗装された道に合流します。

あとは、国道136号方面へ10分も進めば「小峰停留所」に到着です。

このまま黄金岬まで南下して、夕陽を眺めて帰るというのも魅力的でしたが、ザックのショルダーパッドが白っぽくなるほど汗をかいたので、土肥まで戻ってお風呂に入ることとしました。

ギャラリー

結構な時間滞在してから恋人岬を後にします。
ボードウォークを進んでいくと
手をつなぐみちなる看板がありました。繋ぐ人居ないんですがそこは脳内で保管しておきます。
ボードウォークの終点から分岐を折れると
富士見展望台がありました。
ここにも鐘があって3回鳴らすルールは変わらないみたいです。
この覗き穴、めがね記念碑というようです。富士山を覗き見ることができるみたいで、三つ峠の股のぞきを思い出しました。
遊歩道に戻り内陸へ向かって登っていくと
伊豆歩道の案内板が見えてくるので、そちらへと曲がります。
少し急な階段を登ると
三角点がありました。おそらくここが大早山だいかんやまの山頂なのでしょう。
ここから急坂を降って
更に降ります。
途中廻り崎と思われる尖った岬の先端部が見えて
更にくだっていくと
壊れた小屋があり
一つだけベンチが設置されていました。
ここが展望所なんだろうと思うのですが、木々が遮って展望はありません。
仕方がないので、どんどんと先へ進むことにします。
階段を登り
行き止まりの道標を折れて
尾根っぽい道を進みます。
柵のある道に差し掛かったところで
少しだけ、南側の海岸線を眺めることができました。
その後、倒木地帯をなんとかクリアしたところで
林道がみえてきます。一旦、林道を進んでしまったのですが、そちらではなかったようで、引き返してくることになりました。
地図をよく読むと、この東家の脇っちょを抜けるのが正しいルートのようで、そちらへと進みます。
平坦な道を進んでいくと
ちょっと荒れ気味になってきて
廃屋の脇を通過したところで
鋪道へと出ることができました。
この場所はちょっとした草原になっていてなかなか開放感があってよかったです。
一息入れたら、鋪道に出て南へと進みます。
車のまったく通らない道を進むと
南方面に宇久須の海岸がみえてきました。
海岸線を眺めつつ道を進むと
今回のゴール地点「小峰停留所」に到着です。なかな通いタイミングで20分ぐらいでバスが来るようだったので、このまま待つことにしました。
10分ほど遅れましたが、無事にバスに乗り込むことができました。お疲れ様でした。

おまけ

今回は「土肥温泉」にある公営日帰り温泉施設「弁天の湯」に寄り道していくことにしました。

最寄りのバス停は、ちょっと舌を噛みそうな「土肥漁協といぎょきょう停留所」。

そこから歩いて3分ほどのところにある大藪弁天神社の脇に立っています。

公営ということで入浴料は大人一人500円。

シャンプーやリンスの備え付けは無いので、持参するか売店で購入することになります。

その代わり、貴重品ロッカーは無料なので、お財布にはなかなかにやさしいお風呂では無いでしょうか。

湯船は内風呂と露天風呂の二つ、どちらも大人3人も入れば満員となる小ぶりな浴槽ですが、ともに熱い温泉が贅沢に注がれる源泉掛け流しの気持ちの良いお風呂でした。

お疲れ様でした。

ギャラリー

町の集会所の二階にある弁天の湯。わたし好みの熱めのお湯が気持ちよかったです。
帰り際に土肥漁港から海水浴場まで夕陽を眺めながら歩くことができました。
土肥温泉停留所まで戻って最終バスに乗り込んで帰宅です。ありがとうございました。

まとめ

西伊豆の土肥海水浴場から西伊豆歩道の通り崎コース、丸山コース、廻り崎コースを通って恋人岬まで歩いた様子でした。

総じて、迷うようなポイントはなかったものの、倒木や倒竹、石がゴロゴロの斜面など、ポイントによっては少々歩きづらさを感じるところもありました。

伊豆方面は台風の通り道になっているので、これについては致し方無いかと思います。

恋人岬は、カップルの比率は多かったものの、意外に一人訪れるお父さんもポツポツと居たため、ぼっちなおっさんが長期滞在していてもそれほど苦にはなりませんでした。

そもそも、カップルたちは自分たち以外はジャガイモですしね。

とても展望の良い場所なので、人目を気にして躊躇しているようでしたら、ささっと訪れて絶景を楽しんでしまいましょう。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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