三ノ塔~大山縦走|富士山の展望と不動尻のミツマタ(2026/3/21)

丹沢の三ノ塔から大山までを歩いてきました。

この日はお天気に恵まれ、三ノ塔では末広がりの富士山を眺めることができました。

大山山頂はやや人が多く落ち着かない雰囲気でしたが、下山路に選んだ不動尻では、見ごろを迎えたミツマタや、滝壺近くにひっそりと咲くハナネコノメに出会うことができました。

この記事では、これから歩く方の参考として、ルートの流れや気になった点を記録しています。

あわせて、今回のルートをイラスト地図として残しておきます。

【山の小さな物語地図】三ノ塔~大山縦走(生成:ChatGPT5.3)

当日の空気感は、短い映像にして残しておきます。

目次

山行概要

今回の山行の概要を、先にまとめておきます。
これから歩く際の目安として、全体像をざっとつかんでいただければと思います。

基本情報

  • 歩いた日:2026/3/21(土)
  • 空模様:朝から青空。日陰こそ肌寒かったですが、概ねポカポカ陽気でした。
  • ルート(行き):渋沢駅 → 三ノ塔山頂 → ヤビツ峠 → 大山山頂
  • ルート(帰り):大山山頂 → 不動尻 → 河鹿の沢バス停
  • 歩いた時間:7時間30分くらい(休憩込み)
  • 歩いた距離:19kmほど
  • 登り下り:1,700mくらい

シーンごとの格好

  • 乗り物移動中:半袖シャツ、薄手長袖シャツ、フリース、ウィンドブレーカーを重ね着。
  • 活動中:半袖シャツ。日陰だとまだ肌寒い感じでした。
  • 休憩中:半袖シャツ、薄手長袖シャツを重ね着。

アクセス

  • 行き:小田急線「渋沢駅」
  • 帰り:神奈川中央交通バス「河鹿の沢バス停」

おトイレ

  • 渋沢駅:あり(駅構内外どちらにもあります)
  • 三ノ塔山頂:あり(冬季閉鎖なので、訪れる時期には注意)
  • ヤビツ峠:あり
  • 大山山頂:あり
  • 不動尻:あり(少し下ると簡易トイレがありました)
  • 河鹿の沢バス停:不明(丁度到着したバスに乗ってしまい見つけられませんでした)

コースの特徴

  • 難易度:初級者向け
  • 危険箇所:大山山頂から不動尻へ下りる途中に短い痩せ尾根区間がありました
  • 見どころ:三ノ塔山頂、大山山頂、不動尻のミツマタ群生地、不動滝
  • 向いている人:しっかり歩きたい人。展望歩きが好きな人。ゆっくり草花を楽しみながら歩きたい人。

コース詳細

スタートからゴールまでの流れを、区間ごとにまとめます。
分岐や道の様子も含めて、実際に歩いた順に沿って記録していきます。

スタート〜前半(大倉バス停から三ノ塔へ登頂、表尾根を下ってヤビツ峠へ)

小田急線「渋沢駅」から大倉へ向かいます。

お天気に恵まれた連休中日だからでしょうか、大倉行きのバスに並ぶ行列がいつもよりも長く、駅のエスカレーター間際まで伸びていました。バスの臨時便も3台となり、かなりの人数が大倉バス停で下車。9割近くは大倉尾根方面へと進んでいきます。

そんな人の流れと逆を行くように、風の吊り橋を渡り、三ノ塔尾根を登っていきます。

ほとんどが針葉樹林の中にある尾根なので、展望はあまり良くありません。

しかし、木々の間から秦野市街地が見下ろせたり、瞬間、視界が開けて塔ノ岳山頂の「尊仏山荘」が見えたりと退屈し通しというわけではありません。

ふと広がる短い展望をアクセントに、地道に淡々と歩みを進めていくと、3時間ほどで「三ノ塔」に到着です。

「三ノ塔」山頂は非常に開放感があり、四方の展望を楽しめます。

特に西方面に鎮座する富士山が秀逸で、この日も愛鷹山まで裾野を広げる雄大な富士山の様子を眺めることができました。

「三ノ塔」山頂からは少し戻って、表尾根を下ります。

「ヤビツ峠」行きのバスも大賑わいだったのだろうと思わせるくらい、非常に多くの登山客とすれ違いつつ「ヤビツ峠」まで下りきったら、今度は「大山」まで登ります。

中盤(ヤビツ峠から大山へ登頂、不動尻へ)

特に難しい箇所もなく、厳しい傾斜の尾根でもないので、淡々と登ります。

途中、シャリバテに襲われましたが、少し無理をしながら歩き、「大山」山頂まで登り詰めます。せっかくなら山頂でおにぎりを食べようと思ったのですが、少し混雑していたので、足を止めることなく、「不動尻」へと下ることにしました。

こちらのルートは、長い急勾配の階段が続くため膝を痛めやすそうです。足首のクッションを効かせるように意識して下りていくと、短い痩せ尾根区間に入ります。

短いとはいえ、落ちると危険な高さはあります。両側に張られているロープも使いながら慎重に進みます。

無事、全ての痩せ尾根を越えたら、道なりに下っていくことで「不動尻」に到着です。

後半〜ゴール(不動尻でミツマタ鑑賞、広沢寺温泉へ下山)

ここからは、次の2つのルートに分岐します。

  1. 正規ハイキングルートで、真っ直ぐ「不動尻」エリアの入り口まで下るルート。
  2. ミツマタの群生地の中をつづら折りに下りていくルート。

「不動尻」のミツマタは見頃を迎えていたので、今回はミツマタ鑑賞しつつ、つづら折りに下るルートを進みます。

ミツマタの花に囲まれ、甘い香りに包まれながら下っていくと、「不動滝」へと進む分岐が現れます。分岐から滝までは数分の距離なので、少し寄り道してから帰ることにします。

この日の「不動滝」は水量が多く、見応えのある光景だったのですが、滝の音が響くなかでも、岩コケの前にしゃがみ込んで、カメラで接写している登山客、観光客がたくさんいました。

何かいるのかと、岩コケに目線を落としてみると、コケの合間にポツポツと小さな白い花「ハナネコノメ」が咲いていることがわかりました。肉眼では見つけにくかったものの、カメラのズーム機能を使い、数枚写真に収めたら、ベンチの設置されている広場まで下りていきます。

広場に着いたらベンチに座って、密集したミツマタの花々を眺めながら、遅めの昼食を摂ります。

ミツマタの前で記念撮影をするカップル、ベンチで談笑するグループ、さまざまな人たちをぼんやりと眺めていると、こんな言葉が聞こえてきました。

「ここのミツマタは朝に観ると見事なんだよ」

なるほど、来年は広沢寺温泉から登ってみようかな。そんな、山行のおたのしみが一つ増えた、遅いランチどきでした。

食後に白湯を一口。ホッと一息ついたら、広沢寺温泉へと下ります。

傾斜は激しくないものの、車道歩き30分は少しくたびれます。時折、立ち止まって周囲の景色を眺めたり、ふんわりと漂ってくる草花の香りを感じながら、ゆっくりのんびり下っていきます。

玉翠楼の看板が見え始めたら、玉翠楼方面へと進んでいくと、玉翠楼手前に「河鹿の沢バス停」を発見。すでに、バスが停車していたので急ぎ乗り込み、そのまま下山の途につきました。

見どころ

この日歩いていて印象に残った風景や草花をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残しておきます。

風景・展望

三ノ塔山頂で、末広がりの富士山が見られました。

少し霞んでいましたが、大山山頂からの眺めも良かったです。

三ノ塔山頂から望む富士山。
大山からの関東平野。気温が上り少し霞んでしまいました。

季節の要素

不動尻のミツマタ群生地が春らしく感じさせてくれました。

不動滝のハナネコノメも可憐でした。

不動尻のミツマタ群生地。毎年、見頃の時期は3月下旬から4月上旬とのこと。
不動の滝に咲くハナネコノメ。小さいので見落とさないように。

この日一番のひととき

この日いちばん印象に残ったのは、不動尻広場でひと息ついた時間でした。

ミツマタを眺めながら遅めの昼食をとっていると、「ここのミツマタは朝に観ると見事なんだよ」という声が耳に入りました。来年は広沢寺温泉から登ってみようかなと、次の楽しみもひとつ増えた昼どきでした。

注意点と装備

歩く前に気をつけておきたい点と、この日の装備を整理しておきます。

季節や天候によって変わる部分もありますが、参考のひとつになればと思います。

注意点

  • 大山山頂から不動尻へ下る区間は、長い階段が続くため膝に負担がかかりやすいです。
  • 途中に短い痩せ尾根があり、足元には注意が必要です。
  • 三ノ塔と大山は人の多い日もあるので、休憩場所は少し早めに考えておくと安心です。
  • 不動尻周辺は花の時期に人が増えるため、写真撮影時の立ち止まりには配慮が必要です。
不動尻ルートの途中にある痩せ尾根エリア。よく整備されていますが通過の際は慎重に。

装備

  • 靴:登山靴
  • 主な服装:
    • 肌着:半袖シャツ
    • 中着:薄手長袖シャツ
    • 外着:薄手フリース
    • その他:ウィンドブレーカー、雨具、薄手手袋、薄手ズボン、厚手靴下、ネックゲイター
  • 飲食料:水(2リットル)、昼食(おにぎり2つ)、行動食(のど飴)
  • 主な持ち物:ヘッドライト、クマスプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)

まとめ

こんな人におすすめ

  • しっかり歩きたい人。
  • 展望歩きが好きな人。
  • 草花を楽しみながら、静かに下山したい人。

今回の山行のひとこと


歩きごたえのある一日でしたが、ミツマタやハナネコノメに春の気配を感じられる山行でした。

この記録は、イラスト地図としても静かに残しています。

note(ノート)
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