背景画像が完成したら、次は現地で撮影した写真をイラスト化します。ここでは、
現地写真を水彩画風に変換し、地図に重ねられる素材を作ります。
今回も、実際に使用しているプロンプトをすべて公開します。
このシリーズについて
初めにこの記事の位置付けについて説明しておきます。
この記事は「40代から始める登山ログのAIイラスト地図化手順」全8回シリーズの一部です。
全体の流れ
- 導入:なぜ登山ログを地図にするのか
- ヤマレコでログを保存する
- Googleマイマップでルートを表示する
- Google Earthで白地図の下絵を作る
- 生成AIで水彩イラスト化する
- 写真をイラスト化する
- Canvaで地図として整える
- まとめと応用
今回の工程
工程:写真をイラスト化する
所要時間目安:8分
難易度:★★☆(中級者向け)
今回はこの工程を、順番に解説します。
なぜ現地写真もイラスト化するのか
背景が水彩タッチの場合、写真をそのまま配置すると質感が浮いてしまいます。テイストを統一することで、地図全体が自然にまとまり、一枚の作品として完成度が上がります。ここでは、その意図を整理します。
写真のままだと世界観が崩れる
背景が手描き風なのに、写真だけがリアルだと違和感が出ます。
特に、
- 山頂標識
- 分岐の看板
- 印象的な景色
は、イラスト化して地図内に配置した方が自然に馴染みますし、ストーリー性も示せます。
素材は「部品」として使う
今回作るのは“完成画像”ではなく、地図に重ねるための「素材」です。
そのため、
- 形を崩さない
- 主張しすぎない
- テイストを統一する
ことが重要になります。
実際に使っているプロンプトを公開します
ここが今回の核心です。曖昧な説明ではなく、実際に使用しているプロンプトをそのまま掲載します。複雑な指示は使いません。条件を明確にすることで、安定した出力が得られます。
使用する写真について
変換に使うのは、
- 山頂標識
- 展望地点
- 印象に残った地形
など、地図に載せたい写真です。できるだけ被写体が中央にある写真が扱いやすくなります。
実際に使用しているプロンプト
次の指示文が、実際にわたしが使用しているプロンプトです。
これと一緒に、イラスト化したい画像ファイルをアップロードしています。
アップロードした画像を、水彩画タッチのイラスト素材にしてください。
その際、以下の条件を厳守してください。
【表現】
・手描き、水彩画風
・日本の観光案内パンフレット程度のやさしい表現
・等高線や地形の読みやすさを維持
・色のトーンは、白・緑・グレー基調
【画像比率】
・1:1
【縁取り】
・円形に滲むような白い縁取り。真ん中のイラストが浮き出て見えるように。
【画像形式】
透過画像
作成したイラストを「イラスト素材」として表示してください。
ポイントは“条件を絞ること”
プロンプトは長くありません。
重要なのは、
- 表現の統一
- 比率の固定
- 透過指定
の3点です。余計な装飾や創作を防ぐため、条件はシンプルにしています。
出力後の確認と保存方法
生成されたイラストは、そのまま使うのではなく軽く確認します。形状が崩れていないか、文字が改変されていないかをチェックします。最後に保存形式を整えます。
確認するポイント
- 被写体の形が崩れていないか
- 看板の文字が改変されていないか
- 縁取りが自然か
大きな違和感がなければ、そのまま使用します。
保存形式
透過PNGで保存します。ファイル名は「*_icon1.png」などにしておくと管理が捗ります。
例:2026-02-塔ノ岳_icon1.png
これで揃った素材
これで手元には、
- 水彩背景
- 水彩化された写真素材
が揃いました。
次回「Canvaで登山イラスト地図を仕上げる方法」では、いよいよこれらを重ねて一枚のイラスト地図に仕上げていきます。

コメント