登山用の装備って高額なものが多いですよね。
これから登山を始めたいとなったとき、必要装備を揃えるために一体いくらぐらい必要になるのかという話題は、なかなか興味のある内容なのではないでしょうか。
この記事では、年間通じて登山を楽しむのにはどんな装備が必要で、揃えるのにいくらぐらいするのか、わたしの所持品を例に解説していきます。
また、その中から初登山で必要だろう装備をピックアップして、あなたの初登山にはどれぐらいの予算が必要かの目安も示していきたいと思います。
その他、装備以外の費用についても解説していきますので、装備やウェア以外にどんな費用が発生するかイメージしていただければ幸いです。
一年を通して登山を楽しむために必要な装備と総額
まずは、年間を通して登山を楽しむために必要な装備と総額の紹介ということで、わたしが15年の登山活動のなかで少しずつ揃えていったウェアやギアの一覧、それらに掛かった金額についてを一覧にしてみました。
最初にウェアについての一覧です。
年間通じてということなので、結構な枚数のウェアになっています。
金額にして30万円前後といったところでしょうか。
わたしの場合、パタゴニア製品で揃えることが多かったので全体的に少し高めの金額になっているかもしれません。
続いてはギアについての一覧です。
緊急連絡&カメラ兼用ということでスマートフォン(iPhone)の値段も一覧に載せてます。また、グループ登山用のギアも組み込んでいて、合計にすると67~8万円という金額となっています。
ここまでの金額をまとめると、大体100万円前後。
これが、年間通じて登山を楽しむのに必要な装備とその総額ということになります。
必要なものを都度、買い増しする形で増やしてきているので、不要品はほぼ入っていないリストとなるので、あなたも登山を続けていけば、将来これぐらいのお金を使うようになるでしょう。
初登山に必要な登山装備と揃えるために必要な予算
ここまでで、年間通じて登山を楽しむのに必要な装備と金額についてを述べてきました。
ここからは、初登山に必要な装備だけを抜粋し、それらを揃えるのに必要な金額についてを述べていきたいと思います。
それでは最初はウェアの類からです。
初回の登山ということで、春先もしくは秋口の山行を想定した装備で組み立ててみました。
合計にすると84,000円。
最初からパタゴニアの高額ウェアで揃えていかなくても問題はありません。モンベルの高性能でコスパのよいウェアをチョイスすれば、もっと安く抑えられると思いますので、目安と考えてもらえると幸いです。
また、ウェアの類は型落ちのアウトレッド品が多数で回ってますので、これらを活かせば、更に価格を抑えることができるでしょう。
続いてギアの類もいってみます。
こちらは、全部で82,300円でした。
ザックが38Lと中型のものになっているので、10L前後の小型のものに置き換えればもっと安く済ませることができるかもしれません。
そして、ウェアの必要金額とギアの必要金額を合計すると、16万円前後というのが初登山に必要な額ということになりました。
冗長となってしまいますが、アウトレッド品やダウンスペックのものへの置き換えによって、もう少し価格は下がるかとは思います。あくまで目安の価格として検討に活かしてもらえたら幸いです。
登山装備以外に発生する山行費用
最後のおまけとして、登山装備以外に発生する山行費用についても述べておきます。
具体的には、次のような費用が発生します。
交通費
登山装備以外に発生する山行費用の1つ目は「交通費」です。
山のすぐ麓に住んでいたり、山小屋に寝泊まりしているのでは無い限り、登山口に到達するまでの交通費が発生します。
最近はモバイルSuicaなどの交通系電子マネーで済ますことが多いと思いますが、山地にはチャージがままならない場所もあります。
現金払いになったときに困らないように、小銭を少し持っていくとよいでしょう。
特に、路線バスを移動に使う場合は注意が必要で、車内での両替できる紙幣が1,000円紙幣のみという車両が存在しています。
もしも、硬貨は重くて嫌だというのであれば、1,000円紙幣を数枚持参するとよいでしょう。
飲食費
登山装備以外に発生する山行費用の2つ目は「飲食費」です。
食料はすべて事前に準備して持参していくのでなければ、昼食代や飲料代が発生します。
特に下山後は、冷たい炭酸飲料や缶ビールで喉を潤したくなることもあると思いますので、その分の小銭を持参していくとよいでしょう。
トイレ使用料
登山装備以外に発生する山行費用の3つ目は「トイレ使用料」です。
山小屋でトイレをお借りする場合、1回100円前後の使用料を求めるところがほとんどです。
支払いを強制されるわけではありませんが、山小屋スタッフの方々の手によって山が維持されているという面もありますので、トイレを利用した際に支払いできるように幾ばくかの小銭を持っていくようにしましょう。
宿泊費
登山装備以外に発生する山行費用の4つ目は「宿泊費」です。
宿泊を伴う山行に向かう場合には当然必要ですが、気象状況や怪我などにより急遽停滞を余儀なくされる可能性もあります。
そういった場合に備えて、山小屋一泊分のお金も持っていくほうがよいでしょう。
山小屋の規模によりますが、10,000円あれば大体の山小屋には泊まれると思います。
入浴料
登山装備以外に発生する山行費用の5つ目は「入浴料」です。
この項目は完全にわたしの趣味になってしまいますが、山行後に露天のある温泉に寄って汗を流してから帰路につけるように入浴料ももっていくことをおすすめします。
これも施設によりけりですが、日帰り入浴なら1,000円~1,500円あれば十分かと思います。
HPに割引券などが掲載されているところもあるので、事前に調べておくと少しオトクになるかもしれません。
まとめ
今回はわたしが持っている装備品を例に、登山を楽しむために必要な予算という話題で解説してみました。
登山始める前から、100万円掛かるとか聞いてしまうとちょっと身構えてしまうかもしれません。
ですが、大事に使えば年単位で長持ちするものが多く、実際にわたしが使っている装備のほとんどは購購入後10年を経過してもまだまだ現役で使えてます。
このように、長期使用が可能な面を考えると、登山に掛かる費用って意外とリーズナブルなのかもしれません。
もし、あなたが、長期間に渡りリーズナブルに楽しめる趣味を探しているようだったら、ぜひ登山を始めてみてくださいね。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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